テキサスおばあちゃん、怒りの一撃
大きな顎、素早い動き、鋭い牙・・・ワニは凶暴で恐ろしい生き物である。世界中でたくさんの被害を出していることは言うまでもない。
今回紹介するアメリカのおばあちゃんもまた、3年前に飼っていた馬が失踪してしまったという。その後調べた結果、近隣で家畜を襲っている巨大ワニが犯人であるとわかったのだ!
普通に考えて、熟練のハンターでもなければ太刀打ちできない。にも関わらず、おばあちゃんは自ら銃を手にしたのである。
今回ワニと戦ったのは、米テキサス州リヴィングストンで町長を務めるジュディ・コクランさん。
コクランさんは3年前、自宅で飼育していたミニチュアホースがいなくなってしまい探していたところ、近隣に住む巨大ワニが食べたという可能性が浮上してきたのだ。
周辺をうろつくこともあったとのことで、他のペットたちを守るために、コクランさんは射殺することを決意。しかし、地元自治体のルール上、ワニのハンティングは9月のみに限定されており、また許可が必要だった。
もちろんコクランさんは正式に許可をとり、今年の9月17日・・・害獣駆除の専門家であるステファン・モエイさんの監修の元、ついにハンティングを決行したのである。
まずモエイさんがワニのいる池に近づき、トラップを仕掛けてワニを捕獲。そしてコクランさんの腕により、一発でワニを仕留めることに成功したという。
こうして引き揚げたところ、このワニはなんと体長3.6メートル(12フィート)、体重263キロ(580ポンド)にも及ぶ巨大なワニだったことが明らかになった。
ワニの頭は、現在町役場に記念として置かれているという。地元テキサス州のニュースでは”スーパーおばあちゃん”として取り上げられ、それ以降も害獣駆除に参加するようになったとのことだ。
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射殺には少々胸が痛むが、これ以上大きくなれば更に多くの命が危険にさらされていたことだろう。自治体の許可があったということは、他にも被害が出ていたに違いない。
テキサスのおばあちゃんをナメちゃいけねぇ・・・そう思い知らされる出来事であった。