愛する人を失ったアナタに
誰かの温もりに触れたくて・・・枕を涙でぬらすのはロンリーな独身者だけではない。愛する人に先立たれた人もそうである。
そんな寂しさを抱えた人のために、ラブドールを作っているレンタルショップが新しい試みを行っている。
なんと、死別したパートナーにそっくりなラブドールを作り、貸してくれるというものだ!
これを始めたのは、イギリス・ロンドンを拠点とするラブドールのレンタルショップ。
女性社長であるジェイド・スタンレー氏(35)が設立した会社で、販売店は数多くあるものの、レンタルしているのはイギリスでこの一店だけである。
そんな中始めたのが、今回のサービス。昨年に地元紙で取り上げられて以来注目を浴び、徐々に客足を伸ばしているという。
そのアイデアの経緯について、米メディア”ニューヨークポスト”の取材でこのように語っている。
「私たちはこれまでにたくさんのお客様と関わってきましたが、その中には亡くなったパートナーに似ているラブドールを探している方もいらっしゃいました。
このサービスによって、みなさんがパートナーへの愛を持ち続けられるようになるため、非常に有益だと思います。
また、ラブドールを買うお金がないという方にとっても、レンタルは非常に便利だと考えられます。」
伴侶を亡くした人は、寂しければ新しい女性を探そうとする。しかし中には、亡くしたパートナーを超えるようなぴったりの女性が見つけられずにいる方や、「亡くしたパートナーを裏切るわけにはいかない」と考える男性もいたのだそう。
そんな方の為にこのサービスを開始したとスタンレー氏は語る。
この商品はオンラインで注文ができ、ショップ側で要望に応じたカスタマイズを行う。髪の色、目の色、体重やホクロ、タトゥーなど・・・愛する人が持っていた特徴をすべて反映してくれるのだそう。受注が中国などの工場へ届くと、1からラブドールが作られることとなる。
なお、値段はかなりお高めで約58万円(5200ドル)。
将来的には海外展開も考えているそうなのである程度値段は下がりそうだが、それでもレンタルなので高額には変わりないだろう・・・。
このニュースが広がると、ネット界隈では「この値段だと新しい人と結婚した方がよさそう」「病んでいる・・・」といったコメントが相次いでいた。
愛する人との別れを乗り越えられずにいる人にとってはとても素晴らしいサービスだろう。幸せな人にはわからない闇ではあるが、少しでも前向きになってくれればいいだろう。