原材料がおじいちゃん?
お家でクッキーを作ってみんなに配る・・・ということは珍しくないが、まさかそこにおじいちゃんの遺灰が入っているだなんて、誰が考えるだろうか?
10月4日、米カリフォルニア州デイビスにある学校で、在籍する10代の少女が祖父の遺灰が入ったクッキーを友人らに配ったとして、大きな問題になった。警察などが呼ばれ、現場は騒然となったという。
受け取った少年であるアンディ・ノックスくんは6時限目の授業にいこうとしていたという。
その途中、同じ授業を受けている少女に呼び止められ、「クッキーいる?」と話しかけられたとのこと。嬉しいと思って遠慮なく受け取ったところ、「特別な材料が入っているの」と言われ、ノックスくんはドラッグでも入ってるのかと思ったそうだ。
そこで「え~?マリファナとかはいってんの?」と冗談めかしく言ったところ、「ちがう。おじいちゃんの遺灰だよ」と言ってニヤッと笑ったというのだ。
ノックスくんは非常に恐ろしくなり、このエピソードを他のクラスメートに話した後、席を替わってくれるように頼んだという。
この騒動はやがて警察が調査に入る事態となったというが、クッキーに遺灰が入っていたのかは証明できなかった。
現在、常駐警官は共に問い合わせなどの対応に追われているという。
地元の教育委員会はメディアの取材に対し、「疑いのかかっている学生に関してはコメントできません。学生達の精神面とコミュニケーション能力の安全を保つことを最優先にしています。幸いにも、健康上の被害などは報告されていません。」と語っている。
学校や教育委員会は、今回の問題を真摯に受け止めると述べ、徹底的な調査を行うと明かしている。
少女が本当に遺灰を混ぜていたのかは不明だが、友人たちへの嫌がらせのつもりなのか、それとも別の意図があってのことなのか・・・真相は謎に包まれている。