ダーレイオン・トールズさんはアメリカ・ミズーリ州に住む、24歳の男性だ。
ある日、仕事を終えた彼がいつものように自宅マンションに戻るとある女性がエントランスに立っていた。そして、彼に声をかけてきた。「あなたはここに住んでるの?」
女性「本当に住んでいるの?」
女性は彼が入ってくるのを邪魔するように入り口に立っていた。男性が通してくださいと頼むも、「本当に住人なの?証明して。」と譲らない。
危険を感じた男性は動画を撮影した。
(全編英語)
何度か言葉を交わした後、どうしようもないと判断した男性が無理やり通ると、女性はトールズさんのあとをつけてきた。その間にも女性は、「どこに行くの?」「鍵は持っているの?」などと執拗に彼を問い詰める。
そして彼が自分の部屋に到着し、しつこい女性に自分はトールズだと名乗り、自分の部屋に入った。
さすがにこれで女性も信じてくれただろう…
しかし、事態はまだ終わらなかった。
女性が警察に通報
トールズさんが自室についておよそ30分後、警察が彼のもとを訪れた。あの女性が通報したのだ。
もちろん、彼が警察にどうこうされるということはなかったが、女性の目の前で鍵を使ってドアを開けたのに、通報までされるとは思っていなかったようで、ショックを受けたという。
人種差別か
男性は、「自分が黒人だからという理由で、白人の女性がマンションに入れてくれなかった」とコメントをつけ、SNSに動画を投稿した。
これに対し、女性側は自分の住んでいるところに不審な人物がいるのが嫌だっただけだと主張している。
ネット上では、「普通は不審な人物のあとをつけることはしないでしょ」「鍵まで見たのに通報はおかしい」「酒でも飲んでたんじゃないの」といった意見が見られた。
なお動画が公開された後、女性は務めていた会社を解雇されている。
アメリカに限らず、世界には人種差別が未だに残っている地域や国は少なくない。そういった場所では、特定の人種を狙った事件も起きる。
これ以上、今回のような騒動が起きて欲しくない。