この人にテイクアウトさせないで!のチラシ
ダイエットには食事制限は不可欠。しかし、世の中にはあまりにも食べ物の誘惑が多すぎる。そんな中、とあるパーソナルトレーナーがあるアイデアを思いついたという。
なんと、「この人にテイクアウトさせないでください!」と近隣の店にお願いをしまくるというものだ!
このお願いに、地域のレストランが快諾してくれたおかげで、彼が担当している肥満の男性は順調にダイエットを続けているそうだ。
このアイデアを思いついたのは、イギリス・ミドルズブラでパーソナルトレーナーをしているマイク・ハインドさん。彼はイギリスで最も優秀なトレーナーとして知られ、これまでにも数々の肥満に悩む人を救ってきた。
そんな彼のもとに今年やってきたのは、ディブシー・マクリントックさん(27)。
彼は幼い頃から肥満体型だったというが、ダイエットのきっかけとなったのは、太り過ぎによる心臓発作だったという。
加入当時、彼の体重は254キロ(560ポンド)にも及んでおり、心臓に重い負担がかかって1週間入院する羽目になったのである。これに対する医師の指示はただひとつ、「死にたくなければ痩せてください」というものだった。
マクリントックさんの母はこの診断を受け、イギリス随一のトレーナーであるハインドさんの元に1年間預けることを決心。
そこからトレーニングがスタートしたものの、彼らの前に大きな障壁が立ちはだかった。それが前述のレストランである。
マクリントックさんは、近隣にあるレストランで一日におよそ1万1000キロカロリーもの食事をとっていたのである。特に、ポークカツにソースとチーズがどっさり載った”ミドルズブラ・パルモ”というお料理が止められずにいたのだそう。
そこでハインドさんは、お店に「テイクアウトさせないでください」というお願いをしに行ったのだ!
配っているチラシには、ハインドさんとマクリントックさん。「ディブシーを助けよう。肥満は彼を殺す。彼に料理を出さないでください。」と書かれている。
動画内でマクリントックさんがちょっと名残惜しそうな顔をしているが、インタビューではこのように語っていた。
「僕の人生は小さいころから体重との闘いばかりで台無しになっていました。
でも今はなにか変るためのポイントを得た気がしています。僕は変わりたい。そのための準備ができています。」
ハインドさんのインスタグラムには直近のマクリントックさんの写真がアップされている。今でもしっかり続いており、顎周りがすっきりしている姿が見受けられた。
健康になるため、是非ともこれからもダイエットを頑張ってほしいものだ。1年後の姿が楽しみである。