1990年代、体操着として使われていた「ブルマー」や制服として一般的であった「セーラー服」など、女子高生を象徴するアイテムを販売する業者「ブルセラショップ」が全国的に広まっていたが、販売される商品のうち、ほぼ大半が使用済みのものであった。
一体誰がそんなものを欲しがるのか、疑問に思う人も多いだろう。
このように、世のフェティシズムは多岐にわたり、他人にはなかなか理解されにくい傾向にある。
使用済み靴下やスニーカーで年間1500万円!
たとえば英ロンドンに住むこちらの女性、ロキシー・サイクスさん(33歳)。
彼女は、真っ黒になった臭い付き靴下や数か月履き続けたスニーカーなどをオンラインで販売し、なんと年間約1500万円(約10万ポンド)の副収入を得ているというのである。
やめられない副業、需要があるからやるだけ
きっかけは同僚に足を褒められたことだった。
どれだけ需要があるのか試してみたくなったロキシーさんは、足フェチ用のインスタグラムアカウントを立ち上げると、わずか1カ月で約1万人のフォロワーがついたという。
当初、顔は出さずに足だけの写真や動画を投稿していたため、フォロワーたちのニーズをすぐに汲み取ることができた彼女は、真っ黒に汚れた臭い付きの靴下やスニーカーを売ることを決めたのである。
多いときには月に120万円も稼げるのよ。仕事から帰って、自分の足の写真や動画を投稿するだけで副収入が得られるなんて最高でしょ。年をとってもやめられそうにないわ!
この副業をもう4年も続けているロキシーさん。足フェチ業界におけるノウハウを知り尽くした彼女は、今後自分と同じような足モデルを発掘し訓練していきたいと話している。
「こんな真っ黒な靴下を売るなんてありえない」「別にそこまで綺麗な足じゃないし」「こんなことがビジネスになる時代になったのか」とネット上では否定的な意見が多いが、家族や友人たちも応援してくれているというロキシーさんは需要があるからやるだけと、あくまでもビジネスとして割り切っているようだ。