雪が降ったらやることといえば…
子どものころは雪が降ったというだけで、ムダにテンションが上がったという人は筆者だけではないだろう。
雪だるまやかまくらを作ったり、雪合戦をしたり。特に、年に数回しか雪が降らないという地域では、それはもうここぞとばかりに雪を堪能する。もっとも、雪が数十センチ積もるというような、雪国に住んでいる人はそんなこともいっていられないだろうが。
しかし悲しいことに、アメリカのコロラド州では雪合戦が条例で禁止されているそうだ。
雪合戦が違法行為
雪合戦禁止条例とはいったものの、雪合戦そのものを禁止するという目的ではない。飛び道具を投げることを禁止する条例の一環として、雪玉を投げるのも禁止されていたということである。しかも、この条例は制定されてから100年近く改正されることがなかった。
そこで立ち上がったのが、同州に住む9歳のデーン・ベスト君だ。
「子どもたちは合法的に雪合戦をしたい」そんな思いを胸に秘め、評議会に条例の改正を求めた。
ベスト君は雪合戦を通じて外で遊ぶことで、肥満や精神的な病気を防ぐことができる主張し、100年前の条例を時代錯誤だと指摘。9歳とは思えない物言いだったという。
ベスト君の理路整然とした主張に、評議会も満場一致で条例改正に賛成。見事、コロラド州での雪合戦は合法化された。
9歳にして州の条例を改正してしまうほど、口が立つベスト君。将来は弁護士や検察になっているかも?
BREAKING:
Severance Town Council unanimously approves measure to legalize snowball throwing in town limits…this, after 9-year-old Dane Best learned throwing snowballs has been illegal for nearly 100yrs!
After arguing his point, the mayor gave him the first legal snowball! pic.twitter.com/5lIkdwXiwP
— Dillon Thomas (@DillonMThomas) 2018年12月4日
▲評議会で話すベスト君(一、二枚目)