ロボットが大失敗!
皆さんが使っているだろうAmazonの倉庫に、続々と投入されている自走式作業用ロボット。人間よりミスが少なく、従業員の負担をより軽減できるとして有望視されている。
しかし・・・そのロボットが大変なミスを起こしてしまったせいで、なんと24名もの従業員が緊急搬送されてしまう事態となってしまったのだ!
12月5日の朝8時ごろ、米ニュージャージー州ロビンスビルにあるアマゾンの倉庫にて、24人のスタッフが病院に運ばれる騒動が起こった。
その原因は、作業用ロボットが商品のクマよけスプレーを壊してしまったこと。
200ccの缶が大量に入った段ボールを強くパンチしてしまい、缶が破裂し、唐辛子の粉末などを含んだ煙がまき散らされた。
この煙を吸った従業員が目や喉の痛みを訴え始め、すぐさま通報するも、合計54人もの従業員が治療を受けることに。
うち24人が病院へ運ばれ、1名が重傷だったという。その日の夕方に従業員は全員帰宅させられたそうで、一時的に閉鎖された。
破裂したクマよけスプレーは、アメリカの多くの野生動物保護サービスが推奨している商品で、“クマを銃で撃つよりも効果的”と言われるほどの威力があるという。
アマゾンの担当者、レイチェル・ライティ氏はこの事件に関して、「従業員の安全は最優先にしており、全ての調査は現在も進行中です。今回の事件に関しご協力していただいた皆様には、多大なる感謝を申し上げます。」と述べている。
今回の事件、責任の所在はどこにあるのだろうか・・・。こうしたロボットによる事故は、これからも増えていくことが予想される。