風が強いときの飛行機内はかなりきつい。普段、車酔いなどしない筆者も気分が悪くなることがある。
でも風が強すぎると、気分が悪いというだけでは済まないこともあるようだ。
風速20mの暴風雨
今年10月の半ば、イギリスを大きな嵐が襲った。ストーム・カラムと名づけられたその嵐によって、各地で洪水などが発生し、大きな爪あとが残された。
もちろん大雨だけでなく、強烈な風による被害もあった。ストーム・カラムの風速は、台風レベルの風速20m以上であった。
空の便は大打撃。多くのフライトが余儀なく欠航となった。しかし、そんな状況でも一部のフライトは行われた。
台風レベルの風が吹き荒れているのに大丈夫なのか…?そのときに撮影された映像がこちら。
機体が横向きで着陸してる…!
横向きで着陸
普通、飛行機が着陸するときは滑走路に対して機体をまっすぐにするものだが、あまりの横風の強さにそうできなかった。
そこで機長はクラビングと呼ばれる、横向きの着陸を試みた。機体を横に向かせたまま滑走路に近づき、着陸直後に機体をまっすぐにすることで、事なきを得た。
イギリスのブリストル空港で撮影されたこの動画は、公開されると機長に賞賛の声が相次いだ。
いかなる状況でも安全な着陸を成功させる飛行機のパイロット。今回の着陸もこれまでの経験や日々の鍛錬の賜物なのだ。
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