コラ画像作っただけで罪に
誰もが知っているあの名画を、おもしろおかしくコラしまくるハヤティ・エヴレンというインスタグラマーが人気を集めている。
そんな彼が、去年9月に投稿した画像が、逮捕者が出るほどの大きな騒動に発展してしまったという。
メインとなっているのは、かの有名なレオナルド・ダヴィンチの名画「最後の晩餐」。そこにひょこっと現れているのは、塩ふりおじさんこと「ヌスレット」である。
このシュールすぎる画像は絶賛され、すでに5000いいねを記録しており、それはやがて思わぬ方向のメディアにも取り上げられた。
それは、中東の小国ヨルダンのウェブサイト「Al Wakeel News」。
この国はイスラム教徒が90%と、10%のキリスト教徒とその他の宗派で構成されている。それだけあり、ウケねらいとしてやったのに、大問題に発展してしまった。
やがてヨルダンのネット民から大きな非難が殺到すると、「宗派間の分断を扇動した」としてやがて政府からも怒られてしまった模様。キリスト教徒らの批判も激しかったという。
研修中の編集スタッフによるミスだとして謝罪するも、炎上はやむことなく、メンバーのうち二人がサイバー犯罪の容疑で逮捕されてしまったのだ。
地元メディアによると、二人の懲役は半年から3年に及ぶとのこと。
なんの気なしに掲載しただけだったのに、大ごとになってしまった今回の事件。みなさんも、宗教を重んじる国にお越しの際には、信仰への敬意を忘れないよう努めてほしい!
参照元:Grub street、Instagram