近年、美容整形はより身近なものになり、芸能人でも手術を受けたことを公表する人が増えている。
コンプレックスを感じていた自分が美容整形手術を受けることによりポジティブになれた、と明治さんのように自分の意思で手術を受けるのであれば、それは外野がとやかく言うことではない。
しかし、本人の意思とは裏腹に手術を受けさせる事例が発生し、今批判を浴びている。
ペットの猫に二重まぶた整形手術
それは、ペットの猫に二重まぶた整形手術を受けさせたというものだ。その手術費用は約16万円だと報じられている。
中国南京市に住む飼い主の女性は、「愛猫の目元が醜くもっと可愛くしてあげたいと思っていた」と手術に至った経緯をメディアに語っている。
江蘇省の地元のテレビ局で放送された映像には、目元に残るラインや手術の痕、そしてまだ腫れの引かない様子が痛々しく映し出されていた。
飼い主と獣医師に批判殺到
今回の報道を受け、飼い主にはもちろん、執刀した獣医師にも批判が殺到する事態に陥った。
しかし、あるユーザーのコメントによると、この類の手術はエントロピオン(眼瞼内反)と呼ばれるまぶたが目の中に巻き込まれる病気の場合に必要なものではないかとの声も上がっている。ただ、冒頭にあるように飼い主の女性が猫を可愛くするためにしたものだと美容整形を認めているのでその可能性は極めて低いだろう。
ここ数年、中国では犬の美を競うコンテストが盛り上がりをみせており、犬の二重まぶた整形手術の依頼は少なくないと言う。しかし動物への整形手術は全く理解できないと難色を見せる獣医師も多い。
より可愛く見せたいと短絡的な理由でペットに整形手術を受けさせるのは、単なる飼い主のエゴに過ぎないのではないだろうか。