目立ちたいがあまり・・・

Youtuberは広告の再生回数によって投稿者に収益が発生するが、中国の配信サイトでは”チップ”と呼ばれる別のシステムがある。これは、視聴者が配信者を応援したい場合、リアルマネーを送って支援できるというものである。

クリエイターにとっては非常に有益なシステムだが、これは時に、配信者を過激な行為に導くことがある。

こうした理由から、目立とうとするあまり命を落としてしまった配信者が現れてしまった。

地元紙”The paper.cn”が2月19日付で発表した情報によると、死亡したのは、ネット上で”一気飲み配信者”として大きく人気を集めていた、中国北西部在住とみられるチューという男性。

大手動画配信サービス「聊聊」のアプリで、きつい酒や油を一気飲みし、吐いたり悶え苦しむ姿を生中継していた。ある種のリアクション芸人だったとみられる。

しかし昨年12月31日、彼はタクシーでひどく泥酔した状態で発見され、救急車で病院に運ばれたが助からなかったという。

彼の友人によると、死亡する3ヶ月前まで、彼は休むことなく毎日配信していたという。その度に油やビール、そして高い度数の白酒を飲み、1日も休肝日を設けていなかったという。

一応、動画には「絶対に真似しないでください」とキャプションを添えていたようだが、動画のファンは「もっとやれ」と煽り立てていた。これにより、1日約8200円（500人民元）を稼いでいたとのこと。

死亡する前の状況もネットでも配信されており、チューは近隣のスーパーマーケット内で一気飲みを披露していたことが判明。その後、彼はタクシーに乗って移動するつもりだったというが、運転手が彼の様子がおかしいことに気づき、警察に通報。

病院に搬送されるも、間も無く死亡してしまったという。

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中国のアプリストアは、未成年に悪影響のある飲酒や喫煙といった表現を禁止しているというが、違反者はあとをたたない。こうした動画配信サイトは罰則をもうけているというが、違反行為は後を絶たない。

参照元：Today Online、Youtube