【密輸事件】小さなオラウータンをスーツケースに詰め密輸していたとしてロシア人男が逮捕される

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オラウータンがスーツケースの中で眠る

インドネシア・バリ島のングラ・ライ国際空港の保安検査場にて、ロシア人観光客のスーツケースの中からオラウータンの子供が発見された。

保安検査場の代表者によると、容疑者の名前はアンドレイ・ゼストホフ(27)。男はインドネシアからオラウータンを密輸しようとしていたと疑われている。

発見されたのは、3月15日午後10時半ごろのこと。対応にあたった保安検査場の担当者は、「最初見た時、スーツケースに猿を入れてるのではと思いました。攻撃的な猿だったら、箱から出て搭乗口のエリアに逃げてしまう可能性もあり、職員はバスケットを開けるのを怖がっていました。」と語っていた。

そこで、バスケットを別室へ持って行き開けたところ、中からは小さなオラウータンが現れ、職員たちは驚愕したという。

その後、地元デンパサール警察署が容疑者に事情聴取したところ、「友達への土産に、市場で33万円(3000米ドル)で買った」と供述。

2〜3時間眠っていたところから、薬を注射して誘拐してきたとみられ、韓国で乗り換える時に再度薬を注射するつもりだったという。男は他にも、ラップに包まれた5匹のトカゲと2匹のヤモリを所持していた。

ここから容疑者は逮捕され、デンパサール警察署は禁錮5年と罰金77万円(7000ドル)を課したという。

なお、オラウータンはバリ島の環境保護団体”BKSDA”に保護され、ケアを受けている。年齢はまだ2歳とのことで、元いた場所に帰れることが望まれる。

 

参照元:The Jakarta PostFacebook

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