主審がゴールを決めちゃった!
5月25日、欧州サッカーのオランダ4部リーグの試合で、とんでもない珍ハプニングが起きたと話題になっている。
シーズン最終節を迎えたハルケマセ・ボーイズ対HSVフークの一戦なのだが、そのシーンをご覧いただこう。
Nog nooit meegemaakt dit pic.twitter.com/sGyixN0gFb
— Harkemase Boys (@HarkemaseBoys) 2019年5月25日
ん!?誰がゴール決めた!?
ゴール前が混み合ってわかりにくいが、主審がまさかのゴールを決めてしまったのだ!
選手は必死で食い止めたのに…
試合はホームのハルケマセ・ボーイズが3-1とリードし、迎えた後半21分に問題のシーンが訪れる。
HSVフークの選手が放ったシュートを必死で食い止めたGKだったが、ボールはまだ生きていた。転がったボールはゴールポストに当たり、再びシュートチャンス。だが、背番号5番のハルケマセ・ボーイズの選手が見事にセーブ!したかのように見えた。
だが、そのボールはなんと主審の足に当たり、そのままゴールへ転がったのだ。
猛抗議を受けながらも、冷静に「ゴール!」のホイッスルを吹き、そそくさと走り去っていく主審の姿はなんだかシュールである。
なぜゴールと認められたのか?
実は、国際サッカー評議会が定める規則の中に「主審を石だと思ってプレーする」というものがあるという。審判に当たってもそのままプレーは続行するというこのルールにより、今回の珍ハプニングは得点として認められたようだ。
だが、納得いかないのはハルケマセ・ボーイズの選手たちだろう。その後、ホームでの勝利に執念を見せ試合は4-2で勝利したものの、公式ツイッターに動画を投稿し抗議している。
なお、6月1日からは競技規則を一部改訂予定で、試合中にボールが審判に当たり得点機会につながってしまった場合は、試合を止めドロップボールで再開されるようだ。改訂直前に起きた前代未聞の主審によるゴール、今後見られることはなさそうだ。
参照元:Twitter