家から出るたび狙われる・・・
イギリス・モーカム湾に面する海岸線にお住まいのロイ・ピッカードさん(77)とその奥さんのブレンダさんは、6月中旬、非常に恐ろしい思いをし、家から出られなくなってしまったという。
その原因は、家の屋根に巣を作ったカモメ。
このカモメたちが外で必ず襲いかかってくるために、外出ができなくなってしまったというのだ。
当時の様子について、ピッカードさんは英紙「The telegraph」に対しこのように語っている。
「全てが恐ろしいですよ。正面の玄関からはもうずっと出ていけません。
もし出ようものなら、すぐにでも2匹の大人のカモメが攻撃してくるので、どうしようもないのです。怯えることしかできませんよ。」
幸いにもガレージがあるためそこから車を使い外出することができるというが、ガレージを開けっぱなしにしなければならないため、防犯上よろしくないという。
しかも攻撃してくるカモメは、ニシンカモメという種類。条例で駆除や巣の撤去などが禁止されており、解決策が限られている状態なのだという。
地元評議会の担当者は、「非常に同情しています」と話しているという。同様の問題に直面している市民には、唯一の対策法として「繁殖期を迎える前に、カモメを追い払ったり、家に網をかけたりしてほしい」と呼びかけた。
カモメたちは子供が生まれたために、巣を守るため気性が荒くなっていると見られる。条例で守られているとはいえ、勝手に人の家に巣をつくられた夫妻からしたらはた迷惑な話である。