楽しく笑ってた女性のアゴがはずれる
あくびをした時、ハンバーガーを食べる時などなど・・・アゴがはずれて「あっ!口が閉まらない!」となることがあるだろう。これを「顎関節脱臼」といい、中には一度はずれると繰り返してしまう人もいるという。
筆者もアゴがはずれ病院ではめてもらったことがあるが、最初は焦るものの、とにかく恥ずかしい。よだれもでるし、待合室もただただ気まずい。
ましてや、爆笑してたら外れたという今回の女性は、もっと恥ずかしかったに違いない。
外れてしまったのは、中国・雲南省昆明市発・広東省広州市ゆきの電車の中でのこと。
女性は友達とおしゃべりしながら楽しく乗っていたようだが、その途中でパワフルに爆笑しすぎてアゴが閉まらなくなってしまったのだという!
一体どれだけ面白い会話だったのか気になるところだが、閉じなくなってしまったことを女性は乗務員に知らせた。すると、幸運なことに、広州大学付属病院のお医者さんが乗車していたのである。
当時担当したウェンシェン医師は、
「同乗している医師を探す声をきいてすぐ立ち上がりました。乗務員の元に駆けつけると、口が閉まらなくなり、喋れなくなってしまった乗客を発見しました。
彼女はよだれが止まらなくなっており、当初は脳卒中を起こしていると考えました。
しかし血圧を測ったり、いくつか質問しても問題なかったので、実際はアゴが外れていただけだとわかりました。」
と、女性について地元ニュース紙に対し語っていた。
医師は口腔外科の専門医ではないが、アゴの戻し方は知っていたそう。1回目は失敗したそうだが、病院へ行くようアドバイスするも、その地点からは1時間以上かかるとのことだった。
しかし女性のアゴは激しく痛んでおり、専門医ではないことを了諾した上で2回目のチャレンジ。すると、ぴったり元の位置にアゴがハマったのだそうだ。
その後の話によると、女性は過去に妊娠中の嘔吐で一度アゴが外れたことがあるのだという。医師によると、それがきっかけで外れやすくなってしまった可能性があるという。
爆笑をきっかけにおおごとになってしまった今回の出来事。またいつか、「爆笑してたらアゴはずれちゃったのよぉ〜!」と笑ってたらアゴがまた外れたりして・・・と考えてしまうのは筆者だけではないだろう。