史上最年少の7歳でNIKEと契約をした、世界最年少のプロスケートボーダーのスカイ・ブラウン選手(11)の名前を聞いたこともある人は多いのではないだろうか。
日本人の母とイギリス人の父を持つブラウン選手は、2020年の東京五輪出場に向けて練習に励んでいたのだが、その矢先に事故が起きてしまった。
事故時の動画を公開した理由
この日、米カリフォルニア州で練習をしていたブラウン選手は、スロープを勢いよく外れ空中に投げ出されるとそのまま地面に転落してしまい、ヘリコプターで病院に搬送されたという。病院に着いた時に彼女の意識はなく、誰もが最悪の事態を想定しただろう。
その後の報道によると、左手首や頭蓋骨骨折など重症を負ったブラウン選手だったが、ヘルメットや腕が頭を守ってくれたため幸いにも命に別状はなく回復が見込まれているそうだ。
そんな彼女が事故当時の映像をインスタグラムで公開し、55万人以上いるフォロワーたちに向け病床からこんなメッセージを届けている。
みんなに楽しんでもらいたいから普段なら失敗した時の動画なんて公開しないけど、多くの人が心配をしてくれているので私は大丈夫ということを伝えたかったんです。体が回復したらもっと強くなって復帰することにワクワクしています。私は立ち止まりません。心配させてごめんね、でも私は元気です!
傷跡が痛々しいが、まだ11歳という年齢にもかかわらずこのメンタルの強さには驚かされる。これが、世界で活躍するトップレベルのアスリートの姿なのだろうか。
2021年東京五輪で金メダルを狙う
6月4日にはインスタグラムを更新し、無事退院をして自宅へ戻ったことも報告している。
こんな大きな怪我をしてしまったらトラウマになってもおかしくないはずだが、ブラウン選手ならきっと乗り越え、さらに強くなった姿を見せてくれることだろう。そのためにもまずはしっかりと完治させ、2021年に開催予定の東京五輪での活躍を期待したいものだ。
参照元:Instagram