先日も浮き輪に乗ったまま沖へ流された少女のニュースをお伝えしたばかりだが、小さなお子さんから目を離すのがどんなに危険なことなのか、改めて考えさせられる動画をご覧いただきたい。
プールに落ちた男児を救ったのは3歳男児
8月初め、ブラジルの首都リオデジャネイロ北部の都市イタペルーナにある農家で起こった出来事である。
この日、母親の知らない間に3歳の息子エンリケくんは庭にあるプールに近づいていた。そして、プールサイドに寝そべった次の瞬間、プールの中に落ちてしまったのだ。
幸運にも事故当時、お隣に住む3歳のアーサーくんが腕に浮き輪をつけてプールサイドにいた。アーサーくんはまわりに助けを求めようとしたのだろうが、緊急性を察知したのか自力で何とかしようとエンリケくんに手を差し伸べ、無事救助することができたのである。
子供から目を離さないで
これは、たった30秒、3歳の息子から目を離したすきに起きた出来事だった。動画はアーサーくんの母親によってFacebookに投稿されると、地元警察の目にとまり表彰されることとなったという。
アーサーくんの母親は、「友人のエンリケくんが無事だったことに感謝します。また、息子の勇気ある行動を誇りに思います。自宅にプールがある人たちは気をつけてください、たった30秒目を離しただけで子供がこのような悲劇に巻き込まれるかもしれません。」と述べており、これには「絶対子供から目を離さないで」「英雄アーサーくんを讃えたい」とのコメントが寄せられている。
常に子供から目を離さないというのは不可能かもしれない。それでも、この動画が少しでも注意を呼びかけるものとなってほしいと広くシェアされているようだ。
参照元:YouTube