流産した女が親友を殺害し・・・
8月28日、ブラジル・サンタカリーナ州カネリーニャにて、妊婦の女性が路上で殺害される事件が起こった。
遺体の状態は極めて無残な状態で、レンガで頭を殴られた後、腹部を切り裂かれていた。子供は取り出され、行方不明になっていたという。
こうして地元警察が捜査を続けていたところ、9月に入り、犯人は女性の親友だったことが明らかになった。
The woman has been identified locally as Flavia Godinho Mafra, who was 36 weeks pregnant when she was murdered in the town of Canelinha, in the southern Brazilian state of Santa Catarina https://t.co/dEKug19Rdb
— H24 News UK (@h24news_uk) September 2, 2020
亡くなった女性は、地元に住むフラビア・ゴディーニョ・マフラさん(24)。当時妊娠36週を迎えており、順調に育っていたというが、遺体は彼女の夫が発見した。
地元紙の報道によると、犯人は偽のベビーシャワーのイベントにフラビアさんを招待。他二人の友人には「キャンセルされた」と伝え、フラビアさんを孤立させると、後ろからレンガで殴打したという。その後、刃物で腹部を切って子供を盗んだとされている。
警察の調べによると、子宮から子供を取り出すと、犯人の女は夫とともに病院へ連れて行っていたことが明らかに。
受診した際、病院のスタッフは、赤ちゃんの背中に切り傷が付いていることや、犯人が母親と主張しているにも関わらず出産したばかりには見えなかったことから、不審に思っていたという。
その後、犯人の女とその夫は警察に逮捕。殺人容疑を認めたと報じられている。
女は過去に流産を経験していたが、犯行当時まで誰にも話さず、周囲には妊娠し続けていると話していた。取り調べの中で、「赤ちゃんを奪うこと以外考えられなかった」と語っていたという。
なお、赤ちゃんは背中の切り傷を直すため、抗生物質と鎮痛剤を使った治療を受けているというが、命に別状はなく元気だという。フラビアさんの遺体は検死のあと、市内の墓地に埋葬された。