突然、保安官らが自宅に突撃
9月1日、米テキサス州ハリス郡に住むルイス・ロドリゲスさん宅に突然予期せぬ来客が訪れたという。
この日、ルイスさんは妻と息子とともに15歳になる娘さんの誕生日を祝っていたのだが、ドアを叩く音が聞こえたかと思うと、ハリス郡の保安官だと名乗るその男性は「カーティス・ロジャースという男を探している」とドア越しに叫んだという。
「そんな男はここにはいません。家を間違えていますよ！」と息子が対応するも、保安官はこう続けた。
ドアを開けるのか、こちらがこじ開けて中に入るのかどちらかだ
元警察官だったルイスさんの助言で息子さんはドアを開けず、現場には緊迫した時間が流れていたが、次の瞬間、保安官らはドアを壊して自宅の中へ入ってきたのである。
容疑者宅は道路を挟んで向かい側の家だった
何度も家を間違えていると伝えても、保安官らは「みんなそういう」と聞く耳を持たない。だが、その後の調査で違う家に突撃したことが判明し、ハリス郡保安官事務所は謝罪を述べ、壊してしまったドアの修復工事も請け負うことを伝えたという。
結局、保安官らが探していた男は、道路を挟んで向かい側の通りにある家に住んでいたようで、今回の件は明らかに保安官らのミスだったと言えるだろう。一歩間違えていたら誰かが命を落としていた可能性もあっただけに、ルイスさんは訴訟する構えを見せている。
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