銃口を向けられた男性がとった行動
突然路上で銃を突きつけられたら、大抵の人は恐怖で震え上がり抵抗することなんてできないだろう。だが、標的にした相手が悪ければ、その刃は悪党どもにはね返ってくる場合がある。
事件が起きたのは今月9日のこと。米カリフォルニア州サン・レアンドロで銃を持った二人の少年が男性に近づいてきた。少年らは銃口を男性に向けて威嚇しカージャックを試みたが、そう簡単にはいかなかったようだ。
Kids tried to do a robbery.. went home to fill out hub applications.. pic.twitter.com/z8l9GAxP8R
— Loni Love (@LoniLove) April 17, 2021
なんと、男性は隙をついて少年の身体を抱えあげ、そのままアスファルトの地面に叩きつけたのである。まさかボディスラムを食らうなんて思ってもいなかっただろう。驚いた二人はそのまま現場を立ち去っていった。
10代前半の少年による犯行
実はこの事件の6時間ほど前、チェース銀行のATMでも別の男性が少年らに現金を要求されていたという。男性は機転を利かせて、自分は非番の警官だと言ったため少年らは逃げて行き被害はなかったとのことだが、カージャックと強盗は同一グループによる犯行だったようだ。
現場の監視カメラの映像から犯人を特定し、警察は14歳、13歳、そして11歳の少年2人の計4人の身柄を少年拘置所に送ったという。
サンリアンドロ警察のアリカーン中尉は「武力衝突に個人が向かうことは推奨していませんが、今回の2人のケースにおいて負傷や盗難を防ぐために迅速な行動をとってくれたことに感謝しています。」と述べた。銃口を向けられながらも冷静に対処した男性らの行動に驚くとともに、まだ10代前半の少年らが銃を手にすることができるという社会に問題はないのか、深く考えさせられる事件であった。
参照元:Twitter、CBSF bay area