12月に入り日本でも寒さが増してきたが、コートを羽織り、その上にさらにマフラーや手袋などがあれば防寒対策は十分ともいえるだろう。
しかし、極寒地域ではそんなマフラーや手袋は生死をわけるほど大切なものだという。
地球上で最も寒い地域に暮らす人々
ロシアの極東に位置するサハ共和国は、以前edamame.でもお伝えした世界一寒いオイミャコン村がある地域だが、そこからおよそ1,000キロ離れた首都ヤクーツクも当然ながら寒いことに変わりはない。
そんななか、地球上で最も寒いと言われるこの地域で人々がどのような生活を送っているのか、YouTuberの女性が配信した5分間の動画が話題をよんでいるのでご紹介しよう。
氷点下71度を記録したこともあるこの地域では、極端に気温が下がると人を凍死させてしまうこともあるという。車のバッテリーは凍るため毛布やカバーで覆い、エンジンをつけっぱなしにするのはもはや常識だ。濃い霧が太陽の光を遮り日中でも真っ暗なことは日常茶飯事で、そんな状況が数ヶ月続くなか人々は生活をしている。
それでも故郷が大好き
だが、住民らはこの過酷な寒さのなかで生きてきたためその道のプロだという。
特殊仕様の住居に住み、外出する際には分厚い毛皮のコートにトナカイの皮でつくられたブーツを履く。
市場に並ぶ魚は自然と凍っているため嫌な臭いもなく、この極寒を過酷と捉えずもはや楽しもうと池の中に飛び込む強者さえもいるのだ。
住めば都というが、このYouTuberの女性も自分の故郷が大好きだと話す。
公開からわずか1ヶ月半で800万回を超える勢いで再生されているこの動画には「自分が今おかれている環境に感謝しないと」「教授からヤクーツクで道に迷った少女が凍死していた事件聞いたことある」「冬のカナダでTシャツ姿の観光客がいたらそれはヤクーツク出身の人だ」「人間の順応性を学ぶことができる動画」などと様々なコメントが寄せられており、寒く長い冬を笑顔で乗り越える住民の姿に多くの人が驚かされている。