2月16日から17日朝にかけてドイツ北部で冬の嵐”イレーニア”が猛威をふるった。
風速は94mph(154km/h)に達し、多くの学校は閉鎖、飛行機や電車の運行がキャンセルされるなど広範囲な混乱を引き起こしていると、同国の北ドイツ放送(NDR)が伝えている。
冬の嵐の中、運行中のフェリーへ波が!
そんな中、ハンブルクのエルベ川を下っているフェリーの窓が砕け、客室内へ水が浸水する事故が起きた。
これはその客室内の映像だ。
凄まじい水の力で窓は崩壊、先頭に座っていた乗客は濁った水に埋もれてしまっている。赤い服の男性などは一瞬何が起こったか理解できず動きが止まってしまっており、その衝撃の度合いが伝わってくる。
川岸からの様子も
また、この様子を川岸から撮影した映像もツイートされている。
Büschn windich. #Morgenrunde pic.twitter.com/XZM48F2gQx
— Steffi Wagner 🐬💙 (@SteffiWagnerHH) February 17, 2022
凄まじい風の音と波だ。
その迫力に1997年の映画「タイタニック」を想起された方も多いのではないだろうか。
しかし、今回の件はあくまでも安全ガラスのみの問題であったようだ。船体自体は無事であり、乗客1人だけが切り傷を負い他の2人の乗客は軽傷を負っただけで済んだ、とNDRは伝えている。
同フェリー所有会社はフェリーの安全ガラスが割れた理由について調査を始めたそうだ。