オービスに犬が!?
ドイツで撮影されたスピード違反の証拠写真が同国のみならず世界で話題となっている。
ドイツでは、スピード違反で速度違反自動取締装置(オービス)に引っかかった場合、オービスで撮影されたドライバーの証拠写真とスピード違反の切符が自宅へ郵送されてくる。
で、とある男性に送られてきた証拠写真がこれ。
“My first reaction was: ‘That can’t be real.’” https://t.co/J6bYSPaflN
— The Dodo (@dodo) April 8, 2022
運転手は・・・?
犬である。
ドイツと言えば、速度無制限のアウトバーンが有名であるが、運転が可能な生物についても特に制限はないのだろうか。
奇跡の一瞬。その瞬間をドライバーの甥が語る。
勿論そんな訳はない。
この車のドライバーはむろん、人間。車がスピード超過でオービスを通過するその瞬間に、偶然ドライバーの膝の上に犬が飛び乗った、というのが事の真相だそうだ。確かに写真をよく見ると、犬の背後にはうっすらと人間の頭のシルエットがあるような・・。
後日、このドライバーの甥であるドン・キリアン氏がこの写真をツイッターにアップ、事の顛末を説明し話題を呼んだ。
彼はアメリカの動物系Webメディア「The Dodo」のインタビューに答えて、次のように述べている。
叔父はいつも犬には安全のために特別な車のシートベルトを着用させている。
しかし、その日叔父はそれをつけ忘れてしまった。オービスに撮影されたその瞬間、犬が叔父の膝の上に飛びついてきたんです。
犬が膝の上にいたのはたった3秒でした。
甥のドン・キリアン氏が言うには、叔父さんは自分が運転していたという証拠がないとして違反切符について争うことも出来たが、とにかく自分で罰金を処理することにしたそうだ。
スピード違反の罰金としては50ユーロ(約6,800円)が科せられたそうである。
真相を知ってしまうと、どうという事もない話である。しかしこのワンコ、不思議に堂々とした様子が何とも微笑ましい。
いくつもの偶然が重なり完成した、二度と再現不可能なまさに”奇跡の一枚”写真。
でもスピード違反はいただけませんね。脇にワンコがいる時は特に。