娘のクラスメートを殺害した母親
今月3日、インドで13歳の少年が亡くなったというが、その死にはクラスメートの母親が関わっていたことが明らかになった。
事件が起きたのは前日のこと。カライカルにある私立中学に通うこの少年は、成績優秀で、また課外活動においても抜きん出ていたという。
これに対抗心を燃やしたのは、この少年と同じ教室で学んでいた少女の母親J・サハヤラニ・ビクトリア(42)だ。娘よりも成績の良い少年を勝手にライバル視し、恐ろしい計画を立てていたというが、それは毒入りジュースで少年を殺害するというものだった。
A 13-year-old boy was murdered in Karaikal by his classmate's mother, who spiked a drink and served it to him as she didn't want the boy to outperform her daughter at school. https://t.co/B8GqXEZ4Yn
— The New Indian Express (@NewIndianXpress) September 5, 2022
2日午前、サハヤラニは学校を訪れ警備員に少年の母親であると偽った。そして、少年に渡してほしいと2本のジュースを警備員に手渡したのである。
身勝手すぎる犯行に非難の声
何も疑わずにそのジュースを飲んだ少年は、帰宅後に嘔吐し、心配した両親は少年をすぐに病院に連れていったものの、3日の夜に亡くなってしまったという。
亡くなる前、少年は何が起きたのか両親に話していたといい、両親は学校に設置してあった監視カメラの映像を確認した。そして、そこには警備員にジュースを手渡すサハヤラニの姿が映っていたのだ。
サハヤラニは逮捕され、その後起訴されたとのことだが、両親の悲しみははかりしれない。少年は呼吸器系への食物粒子の侵入による窒息で死亡したと推測されているが、サハヤラニが手渡したジュースに何が混入していたのか検死報告を待っているという。
あまりにも身勝手な犯行に国内外からは非難の声が殺到しているというが、学校側の安全管理体制もまた問われることになるだろう。