英国の病院がメリークリスマス!の代わりにこんなメッセージを誤送信してしまう。『あなたは進行性の肺がんと診断されました』

事件

メッセージの誤送信は様々な悲喜劇を生んでいる。それが元で仕事や恋愛などで大変な事態に発展してしまった経験をお持ちの方は多いだろう。

このたび、心から勘弁してほしい内容の誤送信が発生し、世界的に話題となっているのでご紹介したい。

昨年12月23日、英国のとある開業医が、多数の患者に「メリークリスマス」のテキストメッセージを送る代わりに、誤って『あなたは進行性の肺がんと診断されました』という内容を誤送信してしまったというのである。

この誤送信をしてしまったのは、イギリス・サウスヨークシャー州ドンカスター近郊の「アスカーン診療所」。
テキストメッセージの内容は以下のとおり。

“診断結果は進行性の肺がんで、すでに転移しています。末期がんの患者のため給付金入力フォームへの登録を担当医は求めています”

しかし、約1時間後、そのメール誤送信であった旨のこんなメールが届く。

“先ほど誤った内容のテキストメッセージを送ってしまったことを心から謝罪いたします。“

“当病院は、クリスマスと新年のお祝いを送りつもりだったのです“

・・・・。

BBC(英国放送協会)の取材を受けたこのメールの受信者たちは、クリスマスの時期に受けた、かつてない衝撃を口々に語った。
同病院の医療検査の結果を待っていたサラ・ハーグリーブスさんは、買い物中にこの最初のメールを受け取った。「驚きのあまり倒れそうになった」と語っている。

彼女は同病院で“ほくろ”を取ったばかりで、生検の結果を待っているところだった。検査で異常が出て病院に行ったこともあり少し心配していたという。彼女はメッセージを見てすぐに同病院に電話をかけたが、なかなか通じなかったという。

また、他の匿名希望の女性はこのメッセージについて非常に心配していると述べている。彼女の家族は胸部異常の検査を受けていたそうだ。
「このメッセージは特定の誰かに宛てたものだったはず。クリスマスのメッセージだったと言われて、その後『いや、やはりそれはあなたに宛てたものだ』と言われる可能性もあるでしょ?」とその不安を述べている。

メールが世界に普及してすでに20年以上は経過しているが、ここまでのショッキングな誤送信は稀である。当事者の方々の衝撃と不安はいかばかりだっただろうか。

なお、現時点では同病院は取材に対してコメントは残していないそうだ。同病院には約8000人の患者がいるという。

参照元:BBCYoutube

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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