看護師になるためには絶対に合格しなければならない看護師国家試験。例年通りであれば9割以上の合格率であるが、今年はそうはいかないかもしれない。
圧倒的に難しくなった今年の試験
今年の試験はかなり難しくなったようで、ネットでも多くの嘆きや不満が見られる。
第106回看護師国家試験…。
なんのための試験だよ。学んできた事を試させれくれよ。必修の意味をしれ!アセスメントさせろ!はじめて聞いたような疾患や役人の主観的選択肢から、勘で答えなきゃならないとは…。解らなくても勘が良いやつが看護師になるだけだろこんな試験。— 奥晴太 (@SouSou515suke) 2017年2月19日
看護学生が考えていた厚生労働省像「勉強していたら普通に受かります。過去問大事。受からせる問題ですよ」第106回看護師国家試験での厚生労働省「世の中運だよバーーーーーーーーーーーーーーカ!!!!!!ヒャッハァ!!!!!!火を放て!!!皆殺しだ!!!!!生きて返すな!!!!!」
— 刹那(リセットボタン)@次男推し (@aromalevel) 2017年2月19日
受験者たちは「怒り」を感じているようだ。
看護師が足りない時代なのに…
昨今の看護師不足は、現在の日本の深刻な問題とされている。
厚生労働省によると、
団塊の世代が後期高齢者となる平成37年には、看護職員は(中略)3万人~13万人が不足すると考えられます。
それなら試験の難易度は、簡単にしろとまではいわないが、現状維持でもよいのでは?と素人の筆者は思ってしまう。
怒りの矛先は厚生労働省へ…
3月の合格発表の日には、看護師国家試験落ちたの私だ。厚生労働省氏ねってツイートが流れると予想。#看護師国家試験
— きのん (@04306963) 2017年2月19日
厚生労働省の職員の皆さん
全員です。第106回看護師国家試験をすべて筆記で答えてください。
まさか作ったんですから、全員満点ですよね?
看護師減らしたいのですか?#看護師国試#第106回看護師国家試験 #厚労省 厚生労働省— のりえ (@IV3vr) 2017年2月20日
厚生労働省を名指しで批判するツイートが続出。どうやら受験者たちの怒りはしばらく収まることはなさそうだ。
遺書に厚労省の名前書いて死んでよきですか?
— 看護師なるとかもう無理 (@106urami) 2017年2月20日
自殺を考える人まで…厚生労働省の対応によってはまだまだ騒ぎが大きくなりそうである。
先ほどのツイッターユーザーの投稿のように、本当に「運」で看護師試験に合格してしまう人が多くなるのであれば、患者側の我々にとってもかなり不安である。
結局のところは?
厚生労働省側としても、合格点を引き下げることで、合格率自体をそこまで下げないようにするのではないだろうか。過去にも合格点をかなり引き下げたことがあるようだ。
大学受験を経験した筆者からすると、「試験が難しくなるよ」という告知があればそれなりの心構えができて、本番での焦りもマシだっただろう…まあ大学受験や国家試験ではそのような告知が出されるほうが珍しいのだが。
今回の試験でも焦っていつもの実力が出せなかった人も多いだろう。そういった人が無事に合格していることを切に願う。