今月10日、イギリス・ロンドンのOVOアリーナ・ウェンブリーで行われた女子プロボクシングのタイトルマッチ。
その前日計量の様子が“前代未聞!”と話題となったのでご紹介したい。
Cherneka Johnson from New Zealand weighed in with body paint for her bout against Ellie Scotney! pic.twitter.com/2ukNwGbjaP
— Boxing Kingdom (@BoxingKingdom14) June 9, 2023
一見よくある試合前日の計量風景なのだが、ほのかな違和感が・・。白いタンクトップによく目を凝らして頂きたい。
この女性、IBFスーパーバンタム級世界王者・ニュージーランド出身のチェルネカ・ジョンソン(28歳)の上半身は、実は『ボディペイント』なのである。
タンクトップ分だけでも体重を軽くするための苦肉の策か?と思えなくもない。しかし、実はジョンソンはこの数時間前、会員制サイト「OnlyFans」のアカウント開設を発表したばかり。よく見るとボディペイントには「OnlyFans」の文字がペイントされている。
そう、このボディペイントはその宣伝の一環だったのである。
<計量を終え、睨み合う王者と挑戦者>
プロボクシングの世界で試合前日の計量の場はショーアップされており、にらみ合いや小競り合いなど、翌日の試合を盛り上げるスパイス的な役割を持つ場合も多くある。しかし、今回のような方面から注目を浴びることは非常に珍しい。
彼女のOnlyFansアカウントでは「独占的な舞台裏のコンテンツ、試合の準備、未公開のトレーニングクリップ」や「より個人的なレベルでチャットやつながりを持つ」機会が提供されるとのことだ。
そして、翌日10日(日本時間11日)に開催されたタイトルマッチでは、判定までもつれ込んだ末、挑戦者エリー・スコットニー(英)が判定勝ちで新王者となった。
スコアは98-92、98-92、97-93。試合にはグレーのタンクトップで臨んだチェルネカ・ジョンソンは涙をのんだ。