MMA史上最速でノックアウト
7月21日、MMA(総合格闘技)史上最速のわずか2秒でノックダウンを取り、勝利をおさめたファイターに非難の声が殺到しているという。
その理由は”安っぽい戦術”を使ったことにあるようだ。実際の映像をご覧いただこう。
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— UFC FIGHT PASS (@UFCFightPass) July 22, 2023
この日、マイアミ出身のルイス・ヘルナンデスはブライアン・トップとの一戦を繰り広げようとしていた。しかし、試合が始まったかと思うと、ヘルナンデスは得意のハイキックを披露してわずか2秒でトップを失神させたのだ。
「グローブに触れてから戦え」と非難殺到
一瞬で試合は終了したものの、MMAのルールには違反することはなかったため、試合はヘルナンデスに軍配が上がった。そして、MMA史上最速の記録を樹立したものの、多くのファンはこの卑怯な戦術に激怒し「短い試合のなかで彼はもっとトップに敬意を払うべきだった」「グローブに触れてから戦え」などと、不満を爆発させた。
一方で、ハイキックがヘルナンデスの得意技であることを考えれば、トップはもっと準備して試合に臨むべきだったという声も上がっている。また、ヘルナンデスはいつも同じキックで試合をはじめることで知られているという声もあった。
ヘルナンデスはプロ転向後、驚異的な3勝をマークしており、アマチュア時代にも5勝をあげているというが、試合観戦に足を運んだファンたちは、わずか2秒で終わる試合よりも、もっとエキサイティングな試合を期待していたことだろう。