サッカーの試合中に落雷が・・
先週、インドネシアのサッカー選手が試合中に落雷に打たれ死亡した。
インドネシアの地元紙、PRFMニュースによると死亡した選手は、セプテン・ラハルジャさん35歳。
同国の西ジャワ州バンドンにある「シリワンギ・スタジアム」で行われたFBIスバン対FCバンドンの試合中に雷に打たれた。その瞬間を捉えた映像には、明るい光が点滅し、その後ラハルジャ選手が倒れる様子が映っている。
😳😳 Soccer player struck by lightening #Indonesia pic.twitter.com/MGPHCqZdnC
— John C (@JohnC1993527) February 10, 2024
この落雷により重度の火傷を負ったラハルジャ選手は、落雷直後は息があり地元の病院に搬送されたものの、残念ながら病院で死亡したという。
インドネシア気象気候地球物理庁によると、雷はフィールドの上空わずか300メートルの雲から落ちたそうだ。
彼の死後、所属クラブはもちろん複数のチームがラハルジャ選手に敬意を表し黙祷を捧げ、SNS上で哀悼の意を表した。
衝撃的な事例だが、試合中サッカー選手が雷に打たれる事件は世界中を見渡すと稀ではない。
南米・ブラジルでは昨年、ウニアオ・ジャイレンセに所属する21歳のカイオ・エンリケ・デ・リマ・ゴンカルヴェス選手が、パラナ州での試合中に雷に打たれた。ピッチで倒れたゴンカルベス選手は病院に運ばれたが死亡した。さらに、同試合に出場していた他の6選手はこの落雷で負傷を負ったという。
さらに当サイトedamame.でも2020年7月には、ロシアの16歳サッカー選手が雷に打たれる瞬間が激撮される!という記事をご報告させて頂いている。こちらは呼吸困難に陥ったものの、約3週間後にはピッチに復帰を果たしている。
落雷を受けた場合、電圧にして200万~1億ボルト、電流にして1000~20万アンペアという巨大な電気が人体を流れるという。心臓や脳が感電、ショートしてしまうとこの衝撃のために死亡にまで至るがままあるそうだ。
世界中どこにでも起こりうる自然現象であるため対応策にも限度はあるだろうが、試合の管理者の対策が待たれるところだ。
今回、不幸にも亡くなられたラハルジャ選手に黙祷を捧げたい。
参照元: dailycaller、Instagram、X