国際自転車レース中にヤギが体当たり
5月11日、アルバニアにある町ブローラで、国際自転車レース「ジロ・デ・イタリア」の第3ステージが開催された。しかし、これに参加していたニュージーランド出身のディオン・スミス選手は想定外のハプニングに見舞われたという。
なんと、突然現れたヤギに体当たりされてしまったのだ。
このレースはブローラをスタート、そしてゴール地点とする160キロのステージだが、スミス選手がちょうど坂を下っている最中にヤギの姿が目に入ったという。道路脇にヤギの群れを見つけ、衝突することを避けるために少し右側に寄ったというが、そのうちの一頭が進路に向かって突進してきたのである。
野生動物に警戒はしていたもののヤギは想定外
スミス選手は茂みのほうに押し出されたものの転倒することはなく、幸いにもすぐにレースに復帰することができた。一方、ヤギはまったくの無傷のようで、何事もなかったかのように小走りで去っていったという。
スミス選手は「考える時間はあまりありませんでした。10秒ほど前に視界に入ってはいたのですが、警察官がヤギを静止しようとしていて、その後すぐにヤギが進入してきたのです。自分がどちらに行けばいいのかわからなくて、みんなは左を選び、僕は右を選びました。まあ、結果的にはよかったし、今でも動物は好きですよ。」と話す。
ちなみに、同レースで野生動物が混乱を引き起こしたのは初めてのことではないが、前回同様、野犬の心配はしていたもののまさかヤギに体当たりされるとは思いもよらなかったようだ。