年間114日の病欠を取り解雇された従業員
豪ブリスベンのフェリーサービス”シティキャット”では、長年勤務していた従業員の年間における欠勤日数が深刻化していた。そしてこのほど、それを理由に雇用主が解雇したという決定を労働審判所が支持したため、彼女は完全に職を失うこととなった。
Australia ferry worker fired from job after taking 114 sick days in 12 months https://t.co/6enAfZo50J pic.twitter.com/h1YCikF8Cu
— New York Post (@nypost) March 12, 2026
ブリスベンを象徴的するこのフェリーでカスタマーサービスを担当していたジョディ・ドーニスさんは、昨年7月に運輸大手ケルシアン・グループから解雇された。審判所の文書によれば、ドーニスさんは12か月間のあいだに、114日もの病欠を取得していたという。
彼女のこの健康状態を理由に、会社側は、信頼性をもって業務を遂行できなくなったと判断したようで、解雇せざるをえなかったのかもしれない。
円滑な職務遂行のために運営会社の判断を支持
とはいえ、ドーニスさんの病欠に関しては虚偽の報告があったわけではないようだ。
ドーニスさんの健康問題は2024年4月頃から悪化し始め、深部静脈血栓症を発症し、再発性の血栓に悩まされるようになったという。これにより炎症と持続的な痛みが起こり、同年11月、医師から手術を勧められたものの、保険会社が費用を負担しないと判断したため、彼女は公立病院の手術待機リストに載せられることになった。
そして、2025年4月6日、ドーニスさんは深部静脈血栓症で入院し、約1週間仕事を休むことになったという。その後、彼女は職場に復帰したというが、痛みのために職務遂行が困難となり、わずか2回のシフトしかこなすことができなかった。また、同じ月の後半には、ドーニスさんは会社の人事マネージャーに対し、血管外科医と血液専門医の両方から今後3か月間の休業を勧められたことを伝えている。
そして6月、ドーニスさんが受けた医学的検査の報告書をめぐり、それが何を意味するのか、激しい意見の対立が起こる事態となったという。
ドーニスさんとオーストラリア海事労働組合は、この報告書は手術後に職場復帰できることを示していると主張したが、ケルシアン社はフェリー乗務員としての必須業務を遂行できないことを示していると主張していた。また、ケルシアン社はドーニスさんに時短業務を許可することは他の従業員に影響が及ぶことについても言及した。そして、7月1日までにケルシアン社はドーニスさんを解雇し、彼女の抱える医学的制限に対応する職務変更は不可能だと表明したのである。
この決定に対し、ドーニスさんは異議を申し立てていたが、最終的に公正労働委員会はフェリー運営会社側の判断を支持したかたちとなった。
参照元:X、New York Post








