さて、あなたにはこのイチゴが何色に見えるかな?
早速ですが、質問です。下のイチゴは何色に見えますか?
↓
This picture has NO red pixels. Great demo of color constancy (ht Akiyoshi Kitaoka) pic.twitter.com/pZHvbB6QHE
— Matt Lieberman (@social_brains) 2017年2月27日
答えは…『グレー』!!
え?!!
こうやって答えはグレーとみなさんに伝えている筆者もまだ「赤」に見える。しかし下の写真を見れば、本当にグレーだと分かるはず。
@carsonmell @social_brains I drew three rectangles on top to also show the effect. pic.twitter.com/PaSxflmGJv
— Tim Hutton (@_tim_hutton_) 2017年2月28日
よーく見るとイチゴの色は下のグレーと同じ色なのだ。しかし、なぜかイチゴを赤だと認識してしまう。なんならイチゴを見た後に、グレーに塗りつぶされた箇所を見ると赤に見えてくる…
実はこれ、脳の仕業。われわれの脳には「イチゴ=赤い」という前提知識があるために赤だと認識してしまうのだ。
2色法によるイチゴの錯視。この画像はすべてシアン色(青緑色)の画素でできているが、イチゴは赤く見える。
Strawberries appear to be reddish, though the pixels are not. pic.twitter.com/Ginyhf61F7
— Akiyoshi Kitaoka (@AkiyoshiKitaoka) 2017年2月28日
この写真も本当は『青緑色』なのだが、どうしても赤に見えてしまう。
どうして色の錯覚が起きるの?!
人間には『色の恒常性』と言われる能力が備わっている。同じものを同じ色として認識できるように脳内では知らず知らずのうちに補正が起きているのだ。われわれにはイチゴは赤いものという認識があるため、たとえそれがグレーであったとしても赤と認識してしまうってわけ。
人間ってすごい。もしかすると気付かないうちに見ているものの色が違ったりするのかもしれない…。