「リアルアイアンマン」!?
まずは、こちらの動画をご覧頂きたい。
Brand new flight footage – 25 seconds in the air! #takeongravity pic.twitter.com/dEsdQ3Sq4a
— Gravity (@takeonGravity) 2017年4月2日
と、飛んでいる!!
両手と背中に備え付けた、6つの小型ジェットエンジンだけで、低空ではあるがバランスを崩すことなく25秒間飛行している!
凄すぎる!
その、手のエンジンを使って飛行する姿は、まるでマーベル映画の「アイアンマン」そのものだ!
↓アイアンマン
Iron Man "Secret" TV Spot
Iron Manさんの投稿 2008年4月18日
What do you think of this @Marvel’s The #Avengers Iron Man poster by @tragicsunshine, from @MondoNews? pic.twitter.com/lnCRXudZ
— Tony Stark (@Iron_Man) 2012年8月23日
レッドブルと協力?
このジェットパックを開発したのは、元イギリス海兵隊予備兵のリチャード・ブロウニングさん。ちなみに動画で飛んでいるのはリチャードさん本人だ。
↓火加減を確かめるリチャードさん。
リチャードさんは、今からちょうど1年前の2016年3月頃から、ジェットパックの開発に取り組み始めた。その1年間、何度も失敗と改良を重ね、さらに最近レッドブルからの協力も受け、リチャードさんはついに今回の25秒間の飛行を成し遂げたというわけだ。
つまり、レッドブルは本当にリチャードさんに翼を授けてしまったのである。
タフすぎるトレーニング
開発期間は、わずか1年という短期間ではあるが、その過程は決して楽なものではなかったようだ。技術的な面もそうだが、特にタフだったのは肉体的な問題だったという。
上の動画では、いとも簡単に飛行しているように見える。しかし開発を始めた当初はジェットエンジンに力負けし、制御しきれず、バランスを失うことが多かったようだ。
そこで、リチャードさんは肉体を鍛えることにした。
そのトレーニングの内容はとても過酷だった。
基本的には、毎週合計150kmのサイクリングと週三回の過酷な体操トレーニング。
さらには、毎週土曜日に40km朝から走るというほどの追い込みっぷり。
このように技術的な面だけでなく、もはやアスリートをも超える肉体的な努力もあり、今回の成功に至ったのだ!
エイプリルフール?
しかし今回のこの動画、合成や編集をして作られたフェイク動画なのではないかと、多くの人が考えているようだ…。
それもそのはず、リチャードさんが立ち上げたチーム、「グラビティー・インダストリーズ」がYouTubeに動画を投稿したのは4月1日、エイプリルフールだったからだ!
さらには、「グラビティー・インダストリーズ」のTwitterやFacebookが作られたのは、エイプリルフールのたった一日前!エイプリルフールのために作られたようにも思えてしまう。
そのため多くの人が、この動画は作り物だと考えているのだ。
その真相は?
しかし、まだこの動画が真実である希望はある。
このプロジェクトに協力したレッドブルが別の動画を投稿したのは3月31日。エイプリルフールではない!
さらにエイプリルフールが終わった今も、ネタ晴らしはどちらのサイトでもされていない!
そしてインタビューまで受けたようだ!
「私たちの設立者リチャード・ブロウニングは1時45分にトークスポーツ(ニュースメディア)からインタビューを受ける。私たちの将来の構想を知りたいならチャンネルを合わせてね!」
Our founder Richard Browning will be interviewed on @talkSPORT at 1:45 bst tune in to get the inside track on @takeongravity and our future.
— Gravity (@takeonGravity) 2017年4月2日
これらのことから考えると、この動画は本物だという希望はまだまだありそうだ!
しかし真相は、張本人たちにしかわからない。これからのリチャードさんたちの動向に注目しよう。
ちなみに筆者はアイアンマン好きとして、今回の飛行は本物だと信じている。
皆さんはどうお考えだろうか?