竹の上でパフォーマンス!しかし、突然の事故が彼を襲う・・・
4月22日、中国・浙江省で行われたお祭りで、思わぬ事故が起こった。
しなる竹を使ったアクロバットショーを行った時、突如竹が折れ、パフォーマーが転落してしまったのだ。
彼の友人だという人が、中国版ツイッター「ウェイボー」に一部始終を投稿した。
この映像は世界中に拡散され、中国内外のメディアで報じられている。
その衝撃の映像がこちらだ。ショッキングな映像が含まれているので、閲覧には注意していただきたい。
屋根よりも高い位置で、弧を描いてしなっている竹にぶら下がりパフォーマンスを行っている。
その高さは約8メートルに及ぶ。下にはコンクリートと植込みが見え、特に安全対策はとってなかったようだ。
かなり慣れている様子で、竹をぶらすことなく様々なポーズをとる。その超絶技巧から、たくさんの人が歓声をあげている。
しかし・・・・
しなっていた部分が突如折れる!
いきなり起きたこの出来事に周囲は騒然となる・・・。
血を流してぐったりとしている。頭から真っ逆さまに落ちてしまったため命が危ぶまれたが、手が動いているので意識はあるようだ。
この映像の投稿者である彼の友人によると、この後病院にすぐ搬送され、幸いなことに命に別条はないという。
ウェイボーではこの事件について、このようにコメントがされていた。
「身近でこんな悲劇が起こるなんて思いませんでした。まさか竹が折れるとは・・・。怪我で済んで良かった。」
むしろ、コンクリートに頭から落ちてケガで済んだのが奇跡である。映像をみると亡くなってしまったかのように見える・・・
またこの事件を報じたシナ.comでもこのような意見が寄せられている。
「なんでこんな危ないことするの?お金より安全が大事でしょう?」
これに関しては、「命を懸けないと食べていけない」という反論のコメントも見受けられた。
少なくとも、命綱やネットがあってほしいが、それがあったらパフォーマンスにならないのだろう。
「人生をかけて無茶する事を称賛すべきじゃない。こんなのガキの遊びだ。」
この人は高所パフォーマンス自体を痛烈に批判している。
アクロバットショーに限らず、中国のパフォーマンスは命の危険を伴うものが多い。もはや時代遅れということなのか。
「命を懸ける=面白い」という価値観への疑い
世界中に、体を張った芸というものがたくさんある。
一歩間違えれば死んでしまうようなハラハラするものほど、野次馬根性が働いて「面白い!」と思われがちだ。
命をかけるくらいしか面白みのないコンテンツは、上の人のコメントにもあるように粋がった子供の遊びでしかないのだ。
SNSの発展でますます過激さを増していく中、この動画によって「目立ちたい」という理由から危険行動に走る人を少しでも止められたらと思っている。