「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日」である秋分の日。2017年は9月23日の土曜日だ!
「、、、土曜日かーーーい!」と残念に思う人も多いだろう。
せっかく学校や会社が祝日でお休みになるかと思いきや、土曜日なのである。何とも言えない不完全燃焼感。
それに加えて、カレンダーをどんなに見つめても2017年の9月にはシルバーウィークが不在、、、
本来の秋分の日の存在意義を忘れて祝日のお得感のみを味わおうとした、そんなあなたに向けて今回は秋分の日やそれにまつわるシルバーウィークについての豆知識をお届けしよう!
①日付は前年の2月に閣議決定
まずは秋分の日の日程についての豆知識!秋分の日は毎年9月23日頃が多いのだが、実は決まっているわけではない。
国立天文台が作成している暦象年表に基づいて閣議決定されたものが前年2月1日に官報で発表されるのだ!
えっ!?そんな直近!?と感じたのは私だけだろうか?
毎年観測された結果を基に計算されて導き出されるのであるそう。だから前年の2月1日まで、いつになるかはわからないのである!
9月23日頃が多いと言っても、統計的に多くなっているという言い方のほうが正しいだろう!
来年、2018年の秋分の日は9月23日と閣議決定されている!来年は日曜日だ!振替休日が適応されるぞ!わーーーーい!
②次のシルバーウィークは2026年
5月といえばゴールデンウィーク!9月といえばシルバーウィーク!というイメージが強いのではないだろうか?
と思いきや、9月の連休を数えてみると、、、
2015年は5連休!!!
2016年は3連休、、、!?
2017年も、、、、三連休!!!
なんかシルバーウィークしょぼくなってない!?
まず、シルバーウィークがどのように成り立っているのかを説明しよう!
そもそもシルバーウィークが出来上がったきっかけには、祝日と週末をつなげて三連休以上の休日を増やすために一部の祝日を月曜日に移動させる「ハッピーマンデー制度」が深くかかわっている。
なぜなら、この「ハッピーマンデー制度」によって9月15日の敬老の日が第三月曜日に移動して三連休が誕生したからである!
さらにこの三連休に加え、秋分の日の日付が敬老の日と二日違いだった場合には、祝日法によって間の日は国民の休日となる。そしてなんと最大5連休の大型連休が発生するようになったのだ!
次の5連休シルバーウィークを探してみると、、、2026年!、、、9年後かあ、、、、
(2026年の秋分の日はまだ閣議決定されていないが、ほぼ9月23日で間違いないとされている。)
③「昼の時間と夜の時間の長さが同じ」というのは間違い、、?
秋分の日は「昼の時間と夜の時間の長さが同じ」と聞いたことはないだろうか?実はこれ、厳密に言うと正確ではない!
正確には、「昼の時間と夜の時間の長さがほぼ同じ」といったほうが正しい。
なぜこんなことが起こるかというと、様々理由があるが、ひとつの理由としては日の出も日の入も「太陽の上辺が地平線と一致する瞬間」として定義されているから。
この定義でいくと、太陽が直径分を多く移動する時間だけ昼の方が長くなるのだ。
日本付近では平均すると約14分昼の方が長いらしい。
ちなみに一番昼の時間と夜の時間の差が最も小さくなるのは、だいたい4日ほど後のようだ。
なんとも複雑な気分である、、、
秋分の日を味わおう
秋分の日にはおはぎを食べるという伝統が日本には存在する。
あんこに使用する小豆の赤色が魔よけの効果があるうえに、貴重な砂糖を使ってご先祖様に敬意を示すためだ。
みなさんも秋分の日をただの祝日だなんてとらえずに、おはぎを食べながら祖先をうやまい故人をしのぶ日として堪能してみるのはいかがだろうか?
参照元:Wikipedia、国立天文台 NAOJ