島から緑の植物が消滅した写真が公開される
まずは、アメリカの衛星が捉えた写真を見ていただこう。
これは、カリブ海にあるイギリス領ヴァージン諸島ゴルダ島の写真だ。左側が、8/25の画像で、右側が9/10の画像だ。
まったく同じ島の、わずか17日後の画像なのに、緑の箇所が茶色になってしまっている。
驚いたことに、これは、島の植物がすっかり枯れてしまったことを表しているのだ!
原因は、ハリケーン「イルマ」だ。イルマは8月末に発生し、9月中旬に熱帯低気圧になった。消滅するまで、カリブ海諸国、アメリカなどに甚大な被害をもたらした超大型台風だった。
上の写真のイギリス領ヴァージン諸島にも、9/7に上陸し被害をもたらしたのだ。
ヴァージン諸島全体の画像もこのような変化だ。
雲が多く残っているが、全体が茶色っぽくなっているのがわかるだろう。
NASAは植物が枯れてしまった経緯を以下のように説明している。
島の熱帯植物は強風で、引き裂かれ、地面があらわになった。また、強風で無事だった植物も、海水が巻き上がり、塩分を含んだ水が葉を覆うことで、乾燥し、枯れてしまった。
自然の驚異を思い知る、、、
日本でも、つい先日、台風21号の被害が各所で出た。edamame.編集部のある大阪も、大和川が氾濫したり、交通機関も麻痺したりして、自然の恐ろしさを思い知った。
正直、大阪は、いつも大したことないなと油断していた。しかし、いつも利用している路線が麻痺したり、身近な被害情報を聞くと、普段から、災害対策をしていないといけないなと反省した、、、
カリブ海の島のように、緑の植物の大半が被害を受けるようなことはなかったが、今回のNASAの発表は他人事ではないニュースである。