永遠の炎
炎はいずれ消えるものである。それが自然の摂理。風が吹いたり、水がかかったりすれば炎が消えるのは当然だ。
しかし、中国のある地域では、消えない炎があるらしい。
こちらがその炎。雨の日も風の日も、この炎は消えないそうだ。
地下から湧き出る天然ガスが炎の燃料となっていることがその原因だ。元々は、油田を発見するための調査団が、石油ではなく天然ガスを見つけたことがきっかけだった。このまま掘り進めれば、ガスが全て空気中に逃げ出してしまうと考え、地面を掘り起こすのを中断したそうだ。そして、そのガスは未だ絶えることがない。
水をかけても3分後には元通り
風が吹くくらいではもちろん、水をかけても炎が消えることはない。水をかけて3分後には、また燃え始める。
付近の住民はこの炎を有効に使っているようだ。5分程度で水も沸騰する。十分な火力だ。
でもガスがずっと湧き出てるって結構危ないのでは??今のところ一応、事故は報告されていない。
本当に消えないのか?ちょっと疑わしいなあ…と思っていると、どうやら消えない炎は中国だけでなく、中央アジアの国の1つである、トルクメニスタンにも似たようなものがあるようだ。
こちらがその炎。原理は同じで、天然ガスに引火した炎が燃え続けている。先ほどの中国の炎よりも大きく、「地獄の門」と言われている。
「えんえん」と燃え続け、消えることのない炎。筆者もこの炎のように、いつまでも消えないアツい闘志を燃やし続けたいものだ。
参照元:NATIONAL GEOGRAPHIC、YOUTUBE1、2