操縦者とシンクロする人型ロボット
edamame.では先日も、ボストンダイナミクスの人型ロボット「アトラス」についてお伝えしたところだ。
しかし、日本にも驚くべき人型ロボットを開発した会社がある。
その会社とはトヨタだ!
え?トヨタ?と驚いた方もいるかもしれないが、先日発表されたトヨタの人型ロボットが、かなりすごいことになっている!
まずは動画で確認していただこう!
滑らかな動き、そして完全に操縦者とシンクロしているではないか!!!
トヨタの最先端技術をつぎ込んだ「T-HR3」
この人型ロボットの名前は「T-HR3」。
動画で確認していただいた滑らかな動きは、32ヶ所の関節部分に「トルクサーボ」技術を用いて実現している。
滑らかな動きと、全身を使ってバランスを維持する姿は、これまでのロボットのイメージを遥かに超えている。
そして驚くべきは、その操縦方法である。
T-HR3はプログラミングなどで動くのではなく、マスター操縦システムを操縦者が装着し動くことによって、操縦者の動きにシンクロし、しなやかに動くのである。
なんかこれって、ヒーローもののロボットアニメで見たやつじゃね?
操縦者はヘッドセットをつけて、T-HR3のカメラに映るものをリアルタイムで見ながら操縦する。
動画の中でピンクのゴムボールを持って、弾力を確かめているところなどを見ると、ちょっと言葉が出ない、、、
トヨタは、すべての人に移動の自由を提供するという考えを基に、1980年代からロボット開発をはじめ自動車技術などを応用しながら開発を進めてきた。
高齢の方や、障がいを持つ方、さらに介護医療分野での支援を目指し開発を続けていくという。
社会の高齢化が進む中で、ロボットが人に寄り添い生活を助けてくれる存在になるのも、そう遠くない未来かもしれない。