空中に絵が!!
ストリートアートといえば、街の壁などに描かれた落書きのようなものを思い浮かべる人が多いのではないだろうか?特に日本ではあまりよいイメージがない。文化財などに落書きされ、ニュースになることもある。
そんな敬遠されがちなストリートアートだが、あるアーティストが生み出した、環境を汚さない新しいアートが現在、話題になっている。
それがこちらだ。
木と木の間にリスの絵が描かれてている!?
セログラフィティ
このアートを生み出したのは、ロシアに住むエヴゲーニー・チェスさん。木と木の間にあるのは、プラスチックセロハン、つまりラップのようなものだ。
先ほどのリスの絵やこちらの白クマの絵のように、自然の中にストリートアートを描くことができる。
彼はこのアートをセログラフィティと呼び、様々な場所で活動している。
自然の中にリアルな恐竜を生み出すことだってできる。
木自体にセロハンを巻き付けてこんなことも。
環境にやさしいアート
「ストリートアートが自然の中にあるというギャップが面白いと感じます」と彼は語る。
でもセロハンは人工物だし、環境に悪い影響を与えるのでは?と思う人がいるかもしれないが、「一度作品が完成したら、材料は全て回収してから帰ります」とのことだ。
壁を汚さずにストリートアートを描くこともできるため、環境、景観にやさしいストリートアートといえる。
このセログラフィティがもっとメジャーになれば、ストリートアートが敬遠されることもなくなり、壁を汚すことなく絵を描けるようになり、アーティストの活動の幅が広がるかもしれない。
こちらは、先ほどの恐竜のアートのメイキング映像。気になる方はどうぞ。