時代の流れにより、伝統が消える?
近年、女性蔑視とみなされる伝統を廃止しようとする運動が、社会で盛り上がりを見せている。
そして、その流れはスポーツ界にも波及したようだ。自動車レースの最高峰F1が、グリッドガールを廃止することを発表したのである!
伝統を捨てる決断
F1さんの投稿 2017年7月13日(木)
1月31日、F1は公式ホームページでグリッドガールを廃止することを発表した。
長年グリッドガールとF1は切り離せないものであったが、我々のブランドバリューや現代の社会規範にはそぐわない
として廃止を決断した模様。
多くのメディアが勘違いをしているが厳密に言うと、主催者側(今回でいうF1)が雇う、選手名のプラカードを掲げる女性がグリッドガールであり、各チームのスポンサーが雇う、日本の文化であるレースクイーンとは異なる。
だが世界最高峰のF1が廃止を決定したことで、日本のレースクイーンにも影響が及ぶ可能性は大いに考えられる。
やっぱり男としては、美しい女性がいるとテンション上がるんだけどなぁ…
ネット上では賛否両論
長らく伝統とされてきたグリッドガールを廃止するF1の決定に、ネット上では賛否の声が相次いでいる。
廃止に賛成する意見では、
・肌露出の高い女性を添え物扱い、お飾り扱いするのはスポーツ精神にそぐわない
・グリッドガールは性差別で女性蔑視
・F1レースを盛り上げる方法がグリッドガールである必要はない
との声があがった。
一方、反対の意見では、
・やっぱりグリッドガールの華やかな雰囲気も大切
・グリッドガールは名誉ある地位
・働き場を求める彼女達の立場はどうなるのか
という声が見受けられた。
確かにグリッドガールの方たちは「性差別だ!」なんて思ってないかもしれないし、活動の場が減ってしまうことは間違いないだろう。どちらとも言えない、非常に難しい問題である…
伝統が無くなっていく…?
元々グリッドガールやボクシングにおけるラウンドガールには、「男たちの闘争心を高揚させる」という役割があった。
しかし最近ではこのような考え自体が、「闘争心なんかのために女性に肌を露出させるなんて性差別だ」と捉えられそうだ。
伝統と呼ばれる社会の様々な文化が、今後消えていくのかもしれない。