「3月27日から4月10日までの間に、大気圏に再突入すると予測」
何度も何度も世界に驚きを与えてきた、お騒がせ中国。相も変わらずそんな話題をお伝えしたいのだが、今回はもしかすると笑い話ではすまないかもしれない…
なんと、中国が打ち上げた宇宙ステーションが制御不能になり、地球上に残骸が落下してくる恐れがあるそうだ。
中国を宇宙先進国にした「天宮1号」
A Agência Espacial dos Emirados Árabes Unidos e o Centro Internacional de Astronomia, IAC, anunciaram uma campanha…
Tiangong 1さんの投稿 2018年2月22日(木)
今回の話の中心となるのが、中国が打ち上げた軌道上実験モジュール「天宮1号」。
実験モジュールとは、宇宙船とドッキングを行い、宇宙空間で実験を行うために必要となる設備のこと。
宇宙船とドッキングすることは、未だ世界で数か国しか成功していない至難の業。中国はドッキングを目標とし、2011年9月に満を持して天宮1号を打ち上げた。
同年11月に、天宮1号は見事に宇宙船とのドッキングを成功させて、晴れて中国は世界で有数の宇宙先進国となった。
ここまではよかった…
ミッション終了後、制御不能に…
2011年にドッキングを成功させた天宮1号は、その後も次々とミッションを成功させていった。
だが全てのミッションを終えたと思った矢先の2016年3月、機械的または技術的な理由から、天宮1号は制御不能に陥ってしまった!
そして制御不能になった天宮1号は、徐々に高度を下げ、大気圏に再突入すると想定されているのだが…
アメリカの宇宙研究機関「エアロスペース・コーポレーション」は、「2018年3月27日から4月10日までの間に、大気圏に再突入すると予測している」と発表した。そう、もうすぐなのである!!!
中国政府は、「機体の大部分は燃え尽きるので心配はいらない」と主張しているものの、専門家はあまり信用していないようで、200-300kgの塊が地上に到達する可能性もあると予測。
もちろん地球は大半が海に覆われているので、実際に破片が落ちてきて人体に被害が及ぶのは100万分の1以下の確率だと、エアロスペース・コーポレーションは予測している。だが、「破片の落下リスクを過小評価すべきでない」と述べる専門家もおり、予断は許されない。
天宮1号の再突入の動きは予測できず、北緯43度から南緯43度の広範囲に、破片が落ちる可能性があるらしい。残念ながら、日本はほとんど全域がその中に入ってしまっている…
Risco de reentrada Tiangong-1 ?️
Há uma chance de que uma pequena quantidade de detritos Tiangong-1 possa sobreviver…Tiangong 1さんの投稿 2018年2月15日(木)
↑黄色と緑色の範囲が落ちる可能性のある場所
このニュースにネット上では、
・これはヤバイ
・街とか人のいるところに落ちなきゃいいけど…
・中国、地球だけでは飽き足らず、宇宙でも迷惑をかけるとは
と、不安の声が見受けられた。
天宮1号の動きは果たしてどのようになるだろうか。誰にも被害が及ばないよう、祈るばかりである。