突然ですが、あなたはパソコンに最初から入ってるお絵かきソフト「ペイント」で絵を描いたことはあるだろうか。
正直言って、「ペイント」は絵を描くのにとても便利なツールとは言い難く、さらに「マウス」だけを使うともなればかなり苦戦する人が多いのでは。
ところが今、その2つを駆使して御歳87歳のおばあちゃんが描いた絵が素晴らしいと話題を呼んでいるという。
早速、彼女の作品をご覧いただこう。
…確かに、まるで点描画家のスーラを思わせるような素晴らしい作品だ!
これを描いたのは、スペインに住むコンチャ・ガルシア・ザエラさん。昔から油絵を趣味としていたが、絵の具の匂いに悩まされるようになり、最近は絵から遠ざかっていたのだという。そこで、持っていたパソコンの中に入っていた「ペイント」で絵を描くようになったのだ。
マウスで描いたとは思えない絵画の数々!
中国をモチーフに描いたという作品だ。
日本人からすると中国というより日本っぽいと思うのだが、外国人にはそのへんの違いはわかりづらいのかもしれない。
どうも元となった和風庭園がありそうなので、もしご存知の方はぜひコメントなどで教えて欲しい。
ありふれた玄関のようで、どこか夢のような幻想的な雰囲気を漂わせる。
ドアや階段に落ちる植物の影が、実に見事だ。
スペインのアンダルシアを思わせる作品。
山の描写の細かさは、マウスで描いたとは信じられないレベルだ。
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ちなみに学生時代は美術5だった私(高勢)がペイントとマウスで描いた作品はこちらだ!
否、大体みんなこんな感じになると思う。なるよね?ね?
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10人のイラストレーターがいたら10人とも選ばないであろう、「ペイント×マウス」という組み合わせ。
ザエラさんの絵の魅力は、彼女の努力と才能と、ペイントとマウスだから出せる味によって成り立っていることは言うまでもない。
創造性とは、このような「意外な場所」にこそ、宿るのかもしれない。
参照元:Instagram