幸いにも怪我人はゼロ
タワーといった背の高い構造物は、解体だけでも卓越した技術と計算を要する。一歩間違えれば、大きな死亡事故につながる可能性もあるからだ。
こうした仕事を生業とする解体業の人々はプロ中のプロであるハズなのに・・・先日、サイロの解体作業中に前代未聞の大事故が起こってしまったというのだ!!
左側に倒したかったはずなのだが、、、
百聞は一見にしかず。早速その現場の様子をご覧いただこう!
ああああああ!そっちじゃなああああい!!
なんと、当初予定していた左側とは逆の右側に倒壊してしまったのである!!
この事故が起きてしまったのは、デンマーク東部の港町・ボアディングボー。
4月6日、それまで倉庫として使われていたサイロの解体作業が行われており、画面左方向に倒壊する予定で切欠きを入れていたようだ。
現場には多数のマスコミが駆けつけており、今か今かと発破の瞬間を待ち続けている。そしていよいよ、同日の午後4時、発破されることとなった!
しかし、粉塵を大きく巻き上げながらサイロは大きく別方向へ倒れていく。・・・そのまま、右側に隣接していた建物に衝突してしまったのだ・・・。
これにより、港にあった図書館は大きな被害を受けている。幸いにも死傷者は一人もいなかったというが、動画にはその惨状が大きく映し出されていた。
哀しい事はこれだけではない。地元誌のインタビューに対し、当時作業にあたっていた現場担当者はこのように語っている。
「重い責任を感じています・・・。私たちは半年以上この解体作業をしていたのに・・・。」
まるでコンクリートで頭を打ち付けられたような気分だろう。大きな時間をかけ細心の注意を払って行われていたというのに、まさか逆方向に倒れられるとは夢にも思うまい。
予定されていた方向が準備万全だった部分にも悲壮感を感じる。広場つくっただけやんけ・・・。
上の動画で責任者のケンネス・ワッゲ氏がインタビューに答えており、とても悲しそうな表情をしながら当時の状況について答えている。現在も、その後の現場の処理に追われているようだ。
ワッゲ氏は今回の事故の全責任を負い、今後も原因の調査を続けていくという。
参照元:Youtube①、 ②、Vordingborg.net、