正式名称はタンブルウィード
荒野のど真ん中、2人のカウボーイが決闘をするとき・・・静寂の中、コロコロ転がってくるアレ。
吹き荒れる砂交じりの風を表現するのにやたら飛んでくることで有名だ。
▲緊迫してる中、やたらコロコロ。
こいつの正体は、ロシア原産の植物「タンブルウィード」。直訳すると回転草。
乾燥した気候の場所に多く分布しており、秋の風によって根っこが折れると、種をまき散らしながらコロコロと転がりまわる植物だ。
近年アメリカではこの草が異常発生しており、火災などの原因となって人々を悩ませているという。
そして、先日4月16日月曜日・・・このタンブルウィードが遂に住宅地に大量襲来したというのだ!!
被害を受けているのは、カリフォルニア州西部のヴィクターヴィル。
この街は150戸ほどの家が建っているが、この日吹いていた強風によって、多くの家のガレージや玄関がモッフモフの草に包まれてしまった。
この日は低気圧の影響で時速112キロを超える暴風が吹き荒れ、竜巻の様に巻き上げられたタンブルウィードが家を飛び越えて飛んできているという。
住民たちが除去作業を続けているものの、次から次へと飛んでくるためにキリがない。地元住民はメディアの取材に対し、「まさに悪夢ね」と答えている。
地元メディアによると、毎年タンブルウィードの被害はあるようだが、今年ほど草だらけになることはなかったとのこと。
自治体は夏も近づき大気は更に乾燥しており、火災のリスクなども考慮して除去を呼びかけているようだ。
休み明けのダル~イ月曜日に、玄関を開けたら草まみれで出れねえ・・・って状態になったらテンションガタ落ちに違いない。草休暇とかも欲しいレベルだろう。
アメリカもまた、外来種にかなり悩まされているようだ。