知りたいと思うのが人間である。「絶対に、このボタンを押してはいけません」と記されたボタンがあれば、押してみたくなる。そして、「立ち入り禁止」と書かれている場合、その先に何があるのか知りたいと思うのが、人間である。
そう、我々は知っているのである。重要な何かが、その先にあることを。
立ち入り禁止区域5選
こちらは有名なホワイトハウス(The White House)
それはテニスコートやボウリング場、映画館、ジョギング専用路、プール、音楽室、娯楽室にトレーニングジムまで完備されている。真っ白な建物というのも、去ることながら、至れりつくせりの場所となっているのである。一国の代表の居住場所として、ここへは一般人は安易に出入りできない。
余談だが、トランプ大統領の奥様と、一番下の息子は学校を卒業するまでNYに滞在しているため、現在ホワイトハウスに住んではいない。
ここまで、色々な施設が揃っていると、インドア派な筆者としては、出る気が起きるはずもないのであるが、ここが仕事場である、ということを考えるとあまりにも誘惑が多く、その邪念を断ち切らなければいけないなんて「酷だなぁー」なんて思わずにはいられない。
次に紹介するのは、ヴァチカンの秘密書庫
元々、秘密書庫自体は教皇の所有物であったが、1881年から一部の研究者などに公開されている。書庫の中には、マーティン・ルーサーの亡命に関する文書、騎士団の裁判の校閲記録、教皇からヒトラーへの手紙やミケランジェロからの督促状などがある。現在でも、相当な権威がなければここへの出入りは容易に行えない。
もしや、ここには知られざる歴史の真実が、収められているのでは?邪推好きな筆者としては、なんとも興味をそそられる場所である。
少し前から、一部の文書の公開され、ヴァーチャルツアーなども行われていた。噂では、次期教皇の権威失墜のため、文書内容などが内部関係者からリークされたとかなんとか。なんとも怖いご時世である。
エリア51
宇宙人関連のことや、最新の軍事実験についてなどが噂され、昨年、ヒラリー・クリントン氏が大統領選挙において「エリア51の秘密を全て打ち明ける」との公約があり、話題になった。同氏は、未確認飛行物体についての、発言をたびたびしているため、噂は、もっぱら偽りではないのかもしれない。
ここには大きな秘密がある、ということと、軍事基地であり、誰しもが簡単に出入りできない場所である、ということは紛れもない事実である。
もしも宇宙人が存在するのなら、一度でいいから見てみたいものだ。いや、もしかすれば、交流する?否、争いの前に、知的生物同士が、好意的に付き合うことなど、人類の歴史的に前例が少ない訳であって、もしかすれば、宇宙規模での戦争が起こるのではないか、と危惧してしまう。こちらも、知的好奇心をなんともそそってくれる施設である。
パイオネン・ホワイト・マウンテン・バンカー (Pionen White Mountains)
人々が建物に入らないように、厚さ0.5メートルの鉄製のドアがあり、非常発電機はドイツの潜水艦が起用されている。元々、軍の地下シェルターであったこの場所は、防爆の仕様となっている。
特筆すべきこととして、ここのデザインがとても素晴らしい。なにがかというと、秘密基地感がすごいのである。ここで働く人たちの、モチベーション向上の為、アクション映画に出てくるようなデザインに改修された。Wikileaksのデータ以外にも、様々な重要情報があるため、一般人は容易に出入りできないのである。
ここまでして、守るなんて…。情報社会と呼ばれる現代において、ここまでする事は、もしや普通のことなのかもしれない。未来的なデザインである点に、遊び心も感じさせられ、素敵な施設であることは、言うまでもない。
最後にスヴァールバル世界種子貯蔵庫
ビル・ゲイツが主導し、地球上の種子を冷凍保存する施設である。これから起こりうる災害や戦争に備え、50万種以上もの種子が保存されている。つまり世界の終末を想定し、農作物などの絶滅を阻止する目的がある。「種子の箱舟計画」とも呼ばれている。デザインは日本人の田辺光彰氏によって為された。
まさか、もうこんな施設が登場していたなんて。来る地球の危機に準備しているとは。備えあれば憂いなし。しかし、こういったものが増えると、実際活躍するところが拝みたくなってしまう気がするので、良くない気がしてならないのである。
我々の知らないところで、様々な事が着々と行われている。それは我々にとって、大いに関係のあることや、はたまた無関係なことなのかもしれない。
しかし、冒頭でも話した通り、「知りたいと思うのが人間である」。故に、我々の知られざるもの、興味をそそるものを見つけ出し、これからも随時紹介していきたいと思う。
参照元:www.grunge.com、YouTube、Instagram