高校時代に戻りたかったのか!?
海外の17歳というと、日本人の17歳よりもかなり大人びて見える。筆者もイギリス留学したときも、服装が自由だったためにますます垢抜けてみえたものだ。
とはいえ、20歳超えのお兄さんが17歳に擬態するなんてことは・・・さすがに無理がある気がしてならない。
今回逮捕されたのは、テキサス州ダラスのヒルクレスト高校に通っていたとみられている、シドニー・ギルストラップ-ポートリー(25)。
彼は拘束される9か月前、25才でありながら17歳であると偽り、同校の3年生に転校したというのだ。
こうして彼は学校生活を謳歌しまくり、バスケットボールチームに在籍したり、14歳の後輩もデートをしたりする充実した日々を過ごしていた。
同じバスケチームに所属している友人(※17歳)は、地元メディアの取材に対しこのように語っている。
「アイツになんで転校してきたのか聞いたら、『あぁ、元々ヒューストンに住んでたんだけど、ハリケーンにやられちゃったんだ。今はこの近くで、姉と甥と一緒に住んでるんだ。』って答えてきたよ。」
しかし、ハリケーンで家をなくしたのは真実ではなく、2011年に近隣の別の高校を卒業していたことも明らかになっている。よくこれでバレないと思ったものだ・・・。
更に、バスケットボールでは大きな実績をあげていたそうで、スター選手としてかなりチヤホヤされていたとのこと。
しかし蓋を開けてみると、2016年にセミプロのチームに入っていた事が発覚し、そこで目立った活躍ができずに辞めてしまっていたことがわかったという。
人生の絶頂を謳歌したいがために高校に入るだなんて・・・と、高校の同級生たちの間では失望する声が広がっているという。
ギルストラップ-ポートリー容疑者はその後、地元警察によって書類の改ざん容疑で逮捕された。
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明らかに体育の先生にしか見えないルックスで、よくぞ17歳のフリができたものである。
輝かしい高校時代をもう一度経験したかったのだろうか?過去の栄光に執着する男というのは、どうしてこうも悲しいのだろうか・・・。