診療所のヤバさは☆1つどころじゃなかった
みなさんは飲食店や病院を選ぶとき、ネットのレビューを参考にすることがあるだろう。
それにより客足が左右されるために、店側はできるだけネガティブなレビューを付けられたくないのが現状だ。そのために、高評価を大量に書かせたりなどといった様々な裏工作をするのである。
それだけに、今回の事件は大きな混乱を呼んだ。なんと、診療所がレビューに低評価を付けられ、患者を訴えて多額の賠償金を請求しているのである!!
訴えられているのは、アメリカ・ニューヨーク州マンハッタン在住のミシェル・レヴィンさん。
昨年10月、定期検診コースで1回目の受診をしたところ、コース料金ではなく、超音波検査料と初診料を全額払わされる羽目になったのだという。
アメリカでは初診料の平均が1万5千円~3万円と言われているので、全額請求するだけでもかなり高額な金額をぶんどることができる。そのため、こうしたあこぎな真似をする病院が少なくないのだという。
この問題を受け、レヴィンさんはフェイスブックのレビューに「とても酷い!曲がった商売の仕方をする病院です!」と書き込み、☆1つの評価を入れたのである。
これを見た産婦人科医であるジュン・ソン氏は激怒。
ネガティブなレビューが営業妨害であるとして、レヴィンさんを訴えて約1億円(100万ドル)の賠償金を支払うよう求めているのである!!
ソン医師は地元メディア”CBS”の取材に対し、「小さな診療所にとって悪質なレビューは大きな打撃になる」と明かしている。レヴィンさんの主張を診療所側も否定しており、超音波料金と初診料を請求したのは全くのウソであるとのこと。
この問題に対し専門家は、「レビューに書かれた真実は客を守るためのものとなり、”最悪な医者だった”というレビューも重要視される。それゆえに、正しい目線できちんと言葉を選んで書くべきである」と明かしている。
この裁判は、レヴィンさんのレビューの正当性が認められるか否かに焦点が集まっているという。