お金。
誰が最初に使ったか知らないが、使い方次第で幸も不幸も呼び寄せる大きな力を持ったモノであることは間違いないだろう。
お金はまさに人間の業の象徴であり、また人間特有の文化とも・・・
と言いたいところだが、コロンビアにはなんとお金を使う犬がいるのだという!
賢い犬ネグロ
コロンビアの「モンテレイ・カサネアレ多様化技術教育機関」という研究所で飼われている、黒ラブラドール犬のネグロ。
彼は毎日自由にキャンパス内を歩き回り、学生たちからお菓子をもらったり可愛がってもらったりと、コミュニケーションを楽しんでいた。
しかし人間任せでは、好きなときに好きなだけお菓子を食べることができない。
なんとかならないものだろうか…。悩んでいたネグロはある日、学生が売店でお金を出して商品を買っている様子を目にした。
そうだ、お菓子買おう。
葉っぱで!
賢いネグロはなんと、葉っぱを口にくわえてレジに差し出し、買い物をしようとしたのである。
葉っぱのお金って、タヌキじゃないんだからさ・・・!
しかしネグロの知性に関心した店員は思わず、売買を成立させてしまった。
つまりネグロは、葉っぱのお金でお菓子を買うことに成功したのだ!
以来、一日に何度もレジに葉っぱを持ってくるようになってしまったネグロだが、お菓子の食べ過ぎは不健康なため、一日に一度だけ買い物をさせているとのこと。
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葉っぱのお金でお菓子を買う犬なんて・・・まるで漫画のようだが、犬というのは本当に賢い生き物だ。
お菓子は一日一回までという周囲の愛情に包まれ、これからもネグロは長生きするに違いない。