カメの典型的なイメージといえば足が遅いということ。童話「うさぎとかめ」でも、カメの足の遅さが際立って描写されている。
そんなカメが脱走したらどうなると思いますか?
「まあすぐ見つかるでしょ」そんな風に思う読者がほとんどだろう。でももしも、1週間も脱走していたら?
一週間の脱走の末に…
先日、テリー・フェルプスさんの飼っている100歳のカメが脱走した。近所の人に協力してもらい、周辺を探してみるも見つからない。インターネットで情報を拡散しても見つからない。そうこうしているうちに、1週間が経過した。
いくらカメとはいえ、1週間もいなくなれば非常に不安だろう。どこか遠くに行ってしまっていてもおかしくない…
と思った矢先、そのカメが発見された。一体どこで発見されたのか?川を下って遠くの町に行ったりしていたのか?
いや、そのカメがいた場所は…自宅から1.6km先の道路だった。
まさかの近所
発見した男性によると、田舎道を自転車で走っていたときに、このカメを見つけたそうだ。地元の新聞の記事を見てカメの脱走事件を知っていたので、そのカメをテリーさんのもとに連れて帰った。
100-year-old tortoise missing for a week is found a mile away after 0.006mph getawayhttps://t.co/8SsveyxWNH pic.twitter.com/Dga0o3KLAU
— Mirror Weird News (@MirrorWeirdNews) 2018年6月17日
▲テリーさんとそのカメ
カメが脱走していたのは168時間。そして見つかったのは1.6km離れた場所。カメの移動速度はおよそ時速0.0095km。さすがカメである。
何はともあれ、カメが無事でよかった。テリーさんは「助けてくれた男性には感謝しきれません。脱走してからは夜も眠れませんでした。」と語った。
鶴は千年、カメは万年という言葉があるほど、カメの寿命は長い。現在100歳のテリーさんのカメだが、どうかこれからも長生きして欲しいものだ。